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「美大のきっかけ」

  • 2012年9月16日 13:35

 

鉄は熱いうちに打て。

若かりし頃に書いた文章は不思議と年を召そうと心に残るぞと祖父が私に言ったような言っていないような。

 こんにちは。更新頻度を上げるべく筆を取ったMOTSUです。

今更ながら、主催の手羽様から頂いたお題「美大のきっかけ」について記事を書こうと思います。

 

さて、本題に入る前に明記しておかなければならないのですが、
東海大学は美大ではありません。

 

「えっ、じゃあなんでお前ここで記事書いてんのよ?」
という疑問には以前の記事でお答えしております。参照して下さいね!

 

では少し答え方を変えましょうか。

「何故美術を学ぼうと思ったのか」

これなら少しは答え易くなると思います。

 

それでは早速、紆余曲折を経た私の人生遍歴を交えつつ美術との関わりを述べようと思います。

 

1.幼稚園

思えばここからアートライフは始まったと言わざるを得ません。

私はこの頃から絵を描く事が大好きでした。

(今でもそうですが)どちらかというとインドア派で、
外でサッカーをして泥んこまみれになっている子供たちを横目に部屋であやとりにや折り紙に勤しむような子供でした。言わずもがなぼっちでしたよ。えぇ。

兎角、あやとりにしろ折り紙にしろ絵にしろ、手を動かす事が大好きだったんです。
無論、みんなで取り組む工作にも熱中していた記憶があります。

そのときの私は「こんなに楽しい事があるんだ」と強く感動しましたね。

 

2.小学校

小学生に入ると"図工"という授業が登場しました。
もう本当にそれこそ我を忘れて夢中になったのを覚えています。

変な話ですが、成績もそれなりに良く先生には叱られるよりも褒められた記憶が多いと思います。

そこから更に美術に傾倒し、小学3年生頃から油絵教室に通い始めました。

教室では主に果物や生活用品、いわゆる静物の絵を描いていた訳ですが、
この頃から自身の将来を大きく左右する重大な事実に気が付き始めます。

「あれ?自分、絵下手クソじゃね?」

卒業文集にはブレ始めた軸と自意識が焦点を求めて彷徨った結果、「弁護士になりたい」と今思えば完全に世迷言とも取れる事を書いてしまいました。

ですがこれも美術におけるセンスのなさを自覚した自分と現実的な自分像を追い求めた結果。

若さ故の過ち。冷静に考えて、こんなヤツが司法試験をパスして弁護士になんてなれる訳はありません。

 

3.中学校

思春期街道を全力疾走。
血涙を修正液に見立て黒歴史を黒歴史で塗り替える作業に力を注ぎ続けた3年間。

現在の私がここまで歪んでしまったのもこの歴史の闇に葬られた3年間にその原因があったからと考えています。

そしてその刹那、"図工"という授業は"美術"と名を変え再び眼前へ。

またも夢中になりました。こんにちは。単純な男です。
中学で一番はじめに好きになった子も、惹かれた理由はその子が描く絵が凄く好きだったという理由でした。

一度は下手だからと切り捨てた美術がこうもしつこく付き纏うとは当時の私は想像もしていませんでした。

そうして美術と真剣に向き合った結果、私は決めました。

「ああそうか、決めたよ。私はパイロットになりたい。」

 

(※以下、「えっ?」禁止)

 

4.高校

都内の付属校へ進学。入学して直ぐのクラス分けで、生粋の文系人間があろうことか理系を選択。

魔が差した。この時から私の転落人生は始まりました。
パイロットになりたいという人生で2度目の世迷事を中学卒業の修めの言葉として文集に書きなぐり、出来もしない理数の道(もとい、茨の道)へ駒を進めました。

その後、半ば苦行とも取れる理数授業に悶え苦しみ喘ぐ2年半を過ごし、成績は低迷。

パイロットになりたいという戯言も気が付けば口にしなくなり、完全に進路迷子となりました。
「またも私はこうして人生を棒に振ってしまうのか」と思い詰め、ついにシーンは終盤の進路選択へ。

付属大学のオープンキャンパスや説明会、諸々のイベントに参加したものの答えは出ず終い。

「自分はこのまま何者になるのだろうか。」と割とリアルな悩みに頭を抱えました。

しかしあるとき、ふとしたきっかけで自体は一変。美術の道へ再び歩き始める事になりました。

そのきっかけはたまたま訪れた大手の家具屋さん。
私は高校に入ってからというものの家具屋で家具やショールーム・モデルルームを見る事がとても好きになり、「あぁ、ここなら何時間でも居られるなぁ」と思いました。ですがこれはあくまで趣味の話。

けれどそのとき進路に頭を抱える私が家具屋さんに訪れたとき、どうした因果の巡り合わせか、従来の学説をひっくり返すような化学反応「えっ、これを勉強しちゃえばいいんじゃないの?」が起こり、闇に閉ざされていた将来が豁然と開け、一瞬にして進路が確定。

こうしてインテリア、つまり空間デザイン(広義での美術)を学びたいと考える志高い高校生が1人出来上がりました。

 

5.大学

入学当初は先輩たちがこぞって「最初に決めた方向性も、3回生で変わるよ」と私に吹聴してきましたが、不思議と今も変わらずインテリアを勉強しています。

私の大学は以前の記事でも紹介させて頂きましたが昨年度を以て募集が停止され、いま1回生の学生が居ません。

ですが、もしもこれからデザインをアートを志す高校生が居たらひとつアドバイス。

貴方が趣味だと思っている事も、世の中にはそれを仕事にしている人が居ます。
もしも貴方がそれを望むのであれば、迷いを振り切ってでも進むべきです。
好きなだと思う事、楽しいと思う事を勉強する。こんなに美味しい事、世の中を探しても中々無いです。

よく世間では美大は就職難だとか課題が大変だとか囁かれていますが、
就活も今の所は順調ですし、課題も大変だけれど何とかなってます。
それ以上にいま私、すっごい楽しいです。

こんないち学生の生い立ちが参考になったかどうかは解りませんが、少しでも進路選択のスパイスになれば幸いです。

ではこれにて、「美大のきっかけ」もとい「何故美術を学ぼうと思ったのか」の回答記事とさせて頂きます。ご一読、ありがとうございました。

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