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Telephone singer

  • 2012年5月 4日 00:00

ウォークマンも持たずに携帯に音楽で音楽を聞くことが出来るお手軽な時代が
私の中での音楽の最大限界値だと勝手に思っていました。

でもそうじゃないんですね。
いまや携帯一つで音楽を作ることが可能な世界。
携帯は楽器でもあり、録音機材でもあり、編集機でもあり
さらにその音楽を配信する媒体でもあり、受ける媒体でもあるのです。

携帯一つでミュージシャンになれちゃう。
もっといえばレーベルも立ち上げられちゃう。
どうやればいいかは私もわかりませんが
ググれば作り方も載っています。
クックパッド感覚でミュージシャンのなるための材料と行程がわかってしまえるなんて
手軽さの極みともいえる所業です。

私は未来がそれほど惨めったらしいものになるなんて
大層なことを悲観するほど出来た人間ではありません。
今、このときを若者でいられることはラッキーで
自分を含めてこれから先をどう面白くなるかで頭が一杯の人間です。

このポケットサイズの便利道具はこれから先の面白さになくてはならない鍵と思っています。
Telephone singerとは言いませんが、
何かをこれを介して伝えられる人になれたら上出来だなっと思っていたりもしています。


こういうことに首を突っ込むのは野暮なことだと思うのですが、
音楽業界が衰退というのは別に購買意欲が下がったからではないと思ってます。
ましてやアーティストの質が悪くなったなんてことでもありません。
ただ単に「テクノロジーが進化した」という一つで片がつくと考えています。
なのに、上の二つが下の話に土足で踏み込んでくる。
混ざり合うと話がなんだかかわいそうだったり
悲惨な方向へ進んで滅入ってしまうことはよくある話です。
最初っから下だけでしぼれば、もっと楽に語ることが出来る気がするのです。
音楽を食い扶持にしている人ならしょうがないかもしれないですが、
そうでもない人でもやはり苦しむように言葉とテーマをかき乱しています。
それは一種の自嘲なのかもしれません。
ですが、いつまでも上下セットで語られていることが当然と思うのも
野暮ったいおっさんたちだけにしていただきたいものです。

音楽は進化しているのに、業界が衰退するというのも
なんだか「年をとったら、ボケた」みたいな感じですよね。
そのおかしさに気づいているのか気づいていないのか
何もかもがぼかしてみせてくるので、何もかもが鵜呑み出来ません。

ぼかされたものは霧となり、毛穴を通って吸い込まれ、ゆくゆくは脳みそをかゆくさせます。
言語化出来るこういう美大日記のような場所はそういうかゆみの処方箋みたいなものです。
これもまたテクノロジーのおかげで出来たこと。ありがたやありがたや。

音楽を聴くこともまたそんなかゆみの処方箋の一つ。
みんなその魅力が大好きなだけなのに、それを伝えるためには
自分自身が音をかき鳴らすか、言葉を使って回りくどい道を辿らなくてはならない。

言葉は難しいです。
結局私自身もなにがいいたいことかも分からないまま並べただけで満足してしまいがちなので、
人に何をいうことも出来ない身なのかもしれません。

お口直しに気の利いた音楽でもおいておきますのでお許しを。


 

Comments:2

手羽 2012年5月 4日 06:08

念にために確認。
この動画は全部公式動画ですか?

猫鼠男 2012年5月 4日 12:56

手羽さん
失礼しました。
いくつか違いますので消しときます。

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