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美大日記::ムサビの手羽

ゆとり教育は悪か?-3

これまでのあらすじ

ゆとり教育は悪か?-1

ゆとり教育は悪か?-2

 

「社会と理科を無くして『生活』ってなんだそれ!?ゆとりww」とスタート前からいちゃもんを付けられてしまった生活科の授業。
でも「社会と理科を合体させた授業」ではなく、本当は別の考え方から生まれた科目なのね。
そのことを教師以外ではどれくらいの人が理解しているか。

現場で展開されてる授業内容を知れば、こういう「総合的」「体験的」な授業って、大人だったら誰もが「やった方がいい」と思うんじゃないのかな。
学問とは、ひとつの分野で完結させるのではなく、いろんな分野からアプローチすることによって、より高度な発見を導き出せるのは、大人であればわかっているはず。

もちろん、私も全部の授業内容を知ってるわけじゃないので、ゆとり教育を全肯定は出来ないけど、「言われてるほど悪い教育制度じゃないなー。むしろ、本当はいい方向に進む教育なんじゃないの?」と、子どもの宿題や発表を見る限りは感じています。
ほとんどの人がマスコミ報道を信じ、最初にバリアーを張ってしまい、そのバリアーを解除するタイミングを逃してしまって、今に至るんじゃないのかと。

新しいことを決める前には賛成し、やることが決まれば反対する。
総論賛成・各論反対。
「否定するのは簡単」という話は以前書いたとおりです

これはゆとり教育しかり、裁判員制度しかり。
この繰り返しです。
ってマスコミだけでなく、今の日本人ってそういう人が多いんだけどね(笑)

あ、一番いい例がこれ。
未だに「ゆとり教育では『円周率を3』と教え、台形の面積の出し方を教えない」と思ってる人が多いんですが、これは間違った報道だと知ってました?
あとは各自調べてみてください。
ゆとり教育は悪か?-1」で円の話を書いたのはそういうことなんです。


 

思うに。
多分「ゆとり教育」というネーミングがいけなかったんじゃないかと(笑)
「ゆとり」という言葉の意味、音の響きから「のんびり何も考えない子を育てる教育」的に捉えられてしまった。
これが「思考力・応用力・総合力・現場力重視教育」とネーミングされてたらここまで否定されることはなかっただろうし、もっといいアイデアをいろんな人が出したはずです。

名前ってとっても大事。
「引きこもり」を「ニート」と呼び方を変えただけで、本人が悪いのではなく、社会が悪い感じになった。
生ドーナツ」と名称をつけた方がインパクトがある。
決してそれが単なる「ドーナツの形をしたケーキ」であっても、それを突っ込まないのが大人(笑)

「2次募集試験」よりも「2期試験」の方が大学側も受験生側も抵抗力が少ない。
2次募集のキャッチコピーを「あきらめない君が好き」なんてつけると、更にかっこよくなる。
「緊急!インフルエンザ追試やります」と書かれてる、その下に小さく「インフルでなくても可」とあって、「それって実質的な2次募集じゃ・・」と思ったり(実話)。脱線。

また、「口パク」を「リップシンクロ」と専門用語で呼ぶと、なんか高度なことをやってるように聞こえる。
パ●ュームファンの間では「今日のライブのリップシンクロは良かった」と評価するそうで、はたからみてるとすごいテクニックを駆使してるように聞こえるけど、ようは「口パクがよかった」と言ってるだけだったり(笑)

昔から思ってるのは、ムサビ入試の「前期日程」「後期日程」という表現もあんまり良くないよね。
単純に11学科を半分に割って入試日程グループを作ってるだけなんだけど、2回受験できそうに聞こえる。

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金の猿

昨日は入試準備室の打ち上げでした。
教職員9名だけの打ち上げ。
場所は吉祥寺「金の猿」。

雪見酒でした。
しこたま飲んで、話して、あっという間の3時間。

お店を出た後、室長とデ情・ホワイトストーン先生と一緒にコーヒー専門店でコーヒ飲みながら更に2時間(笑)
終電逃した。

 

ホワイトストーン先生は岡山出身で基礎デ卒。
「美大で彫刻を学びたい」と決心したら、親御さんから「彫刻じゃ食っていけないから、せめてデザイン系にしなさい。そうだ。近所のお子さんで、今東京の美大でデザインやってる人がいるから、その人にいろいろ聞いてみなさい」と紹介してもらったのが、なんと原研哉先生だったそうで。

世の中って狭い。

 

ちなみに金の猿のインテリアデザインは空デの杉本貴志先生。
世の中って狭い(笑)

杉本貴志のデザイン 発想|発酵
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梱包されたムサビ正門

20100308165841.jpg
をじっと見つめるサバオ。

クリストちっくなタイトルにしてみました。
 

美大生ならこの状態を見たら「あああ。あの白い幕にプロジェクターで何か投影したい!!」という衝動にかられるんじゃないかしら。

あ。ちょうどMTVロゴの「M」と同じぐらいの太さだね。

 

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ogawaiさんとハイジさん

昨日は家族でogawaiさんの個展へ。

ogawai_rin.jpg

ogawaiさんとリンクロウ。

 

初対面・・ではなく、7月の女子美オーキャンで会ってるのね。
この時の写真を見ると・・・おおお。この頃から三角を織ってる・・・。

よくもまー、これだけ絵を描いてきて、それをよく取ってあるよ。
4歳に描いた絵も展示されてました。

ogawaiさんは会うたびに美人になってきてる気がする。
肌つやも良くなってる(笑)
ムサビ日記だとtankさんがそんな感じだったっけ。
よりムサビ顔になってきてるというか。

 

さて。 

ハイジさんのブログデザインですが、元に戻せなかった原因はすぐに判明しました。

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ゆとり教育は悪か?-2

 ゆとり教育は悪か?-1」の続きです。

 

そして、これは生活科でも同じことが言えます。
生活科では絵を描かせることが多いんです。
あ、生活科とは、うちらの頃でいう理科と社会が合体した授業で、学習指導要領では「国語,音楽,図画工作など他教科等との関連を図り・・・」とあります。

 

●ケース1
1学期に「目が不自由な人のためのものを見つけ出して、指定のレポート用紙に絵(もしくは写真)と説明を付けなさい」という宿題が出てました。
ユニバーサルデザインの授業を小2でやってるんですよ。
すごい世の中でっせ。
牛乳パックとかシャンプーのボトルは普通の親でも知ってるだろうから、あえて違うものを教えました(笑)
そして授業の締めくくりは、実際に目の不自由な方をお呼びし、教室まで児童が誘導し、話を聞くような構成。

昔の授業科目だと、これらを括れる科目がないんです。
社会といえば社会だし、美術といえば美術だし、道徳といえば道徳だし。
昔だと「体が不自由な方には親切にしましょう」という話を道徳で本を読んで終わらせていたかもしれません。
でも、「生活」という融合的な括りをつくることによって、深い学びが実践されているのです。

 

●ケース2
この絵を見てください。
生活科でザリガニを観察して描いたリンクロウの絵です。 

20100212060010.jpg

親の目かもしれないけど、このザリガニ、かなりうまいでしょ?
そのへんの美大生より描けてるんじゃなかろうか(笑)
多分、今の手羽はこんなに描けない・・・。
どうしよう。
美大に行きたいなんて言い出したら・・・。

 

実はこの絵のうまさがポイントではないんです。

 

右爪(はさみ)が画面からはみ出てるの、わかります?
リンクロウがどうしたかっていうと、

 

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家は3回建てて初めて満足できる家を建てられる

地方の人だと、この土日を使って親御さんと一緒に上京してアパート探しをされる方も多いんじゃないかと思います。
また、補欠繰上げも始まるので、繰り上がった方が急いで上京してアパートを・・ということもあるでしょう。

というわけで、アパート探しの話を。
アパート・物件探しについてはこのようなエントリーを書いてきました。

緊急連載::アパートについて(1)
緊急連載::アパートについて(2)
アパート探し
アパートとマンションの違い
ポケットに地図を

私が知ってる人で小平・国分寺周辺の最新物件情報を持ってるのは、ogawaiさんですね(笑)

日曜以外なら9号館1階WEBスペースで物件を紹介してるんで、まずはムサビに来ることをおすすめします。
また、ムサビの目の前に山誉さんという不動産屋さんがあるんですが、そこはアトリエなど美大生専用のアパートも紹介してくれます。

「東京にせっかくくるんだから渋谷とかオシャレな町に住みたい」という気持ちもわかんなくはないけど、まずは鷹の台に来てみてください。

 

だいたい言いたいアドバイスは書いちゃったので、今年はこんな話を。

 

家は3回建てて初めて満足できる家を建てられる」という格言があります。
普通のサラリーマンで35年ローンソルジャーの手羽にとって全然無意味な格言なわけですが(涙)、でも家を建ててつくづくそう思いますね。
建売ではなく、いろいろ「こうして欲しい」とリクエストを反映してもらった家ではあるんですが、
「あ、玄関にコンセントを作っておくべきだった」
「庭だけじゃなくて家正面にも蛇口をつけておけばなああ」
「不動産屋さんが言ったように1階は曇りガラスの方が良かったな・・」
なんてことは住みだしてから気がつきました。

これは賃貸でも同じことがいえます。

最初から「おお!最高のアパートだ!!」と満足する人は少ないもの。
安いんだけど微妙に駅まで遠い。
部屋の中は悪くないんだけど、隣の人の音がうるさい。
ロフトがオシャレだと思ってロフト付の部屋を選んだけど、夏は暑くて使い物にならない。
西日が強い。などなど・・・。

それを反映さえて次の家を探すときに反映させる、つまり「勉強させてもらった」と思えばいいし、100%を求めて物件を探したらいつまでも決まりません。
いいものが早い者勝ちで決まっていくのが不動産なんでね。

「ここは譲れない」というポイントさえあれば、学生時代に3回引っ越す人は少ないと思うけど、2年後ぐらいには引っ越すつもりで選ぶぐらいがいいですよ。

 

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ゆとり教育は悪か?-1

みちくささんの卒論の感想を書くためにまずはこの話を。


何かと「ゆとり世代ww」と言われてしまう「ゆとり教育」。
でも、ゆとり教育はそこまでひどい教育なんだろうか。

実はうちのリンクロウ(小2)を見てると、「ゆとり教育ってそんなに悪い教育じゃないんじゃないの?」と思うことが多いんです。
いくつかの事例を紹介します。

 

2学期の国語の授業で、こんなプリントがありました。

プリントに山や川がある町の風景のイラストが描かれています。
で、絵の中にはいくつかの□があって、そこにそれを説明する漢字を入れるようになってるのね。
例えば、「山」とか「木」とか「車」とか「家」とか「川」とか。

それが一つ目の課題なんだけど、二つ目の課題は「この風景を見て、思いついた話を書きなさい。条件としては書き出した漢字を使うこと」という問題文だったの。 

こういう授業ってうちらが子供のころはなかったよね?
読書感想文とかはあったけど、小学2年生で「絵を見てストーリーを作る。なおかつ指定の漢字を使って」ですよ。
というか、ここまで書いて気がついた人がいるかもしれないけど、これっておもいっきりムサビ映像学科の「感覚テスト」そのもの。

絵が4枚あって「それにお話をつけましょう」という国語の宿題もありました。
「美術の時間が減ってる」と嘆かれていますが、いやいや、これって国語で美術で必要な能力、美術で教えなくちゃいけない能力を訓練してますよ。

 

また、今の算数の授業って「○+○=13」という問題が増えてます。
昔は「6+7=○」と「解答」を求めるものしかなかった。
他の宿題を見ても、明らかに私達の頃より「記憶」ではなく「思考力」「表現力」「応用力」「実践力」を鍛える授業をしてるのがわかります。

 

例えば「直径5cmぐらいの円を描きなさい」という問題があったとします。
やれ「コンパスがないと描けない」「定規がない」「直径×3.14が円周だから」と文句をいう前に、そのへんに転がってる空き缶から似たようなサイズを探してボンと紙の上においてキュっと描いちゃった方が早い。
「直径5cmぐらい」って言ってる時点でシビアなサイズを求めてないのはわかっているんだから。

学問上は「円周率を何桁言えるか」「コンパスをうまく使えるか」が大事なことだと設定されているけど、「コンパスがないから描けない」といつまでも文句を言ってる人と空き缶でサクっと円を描いちゃう人がいたら、どっちが「かっこええなー」と思えるか?
どっちが「現場で使える人」だと思うか?
明らかに後者です。

これを体感的に知っていれば、「直径5cmの円を書きなさい」とシビアな答えを求められるようになっても、「これぐらいの大きさなはず」と直感的にわかり、3.14という数字を使っても間違えることが減ります。

 

「直径5cmぐらいですぐに手に入る丸いもの」から空き缶の存在に気がつくのが「応用力」であり「引き出しの多さ」なのね。
知識も大事だけど、日常生活や現場で一番使えて求められるのって実は「応用力」・・だと私は思っています。

一番ゆとり教育が必要だったのは、「ゆとり教育をやろう」と言い出し、そしてそれをすぐに否定しちゃった大人達なのかもしれません。

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ムサビったー

もう少しムサビネタを。
明日から違う話題に入って行きます。

 

美大ったーに触発されて、こんなものを作ってみました。

ムサビったー

twitter IDを入れると、あなたに合ったムサビの学科が表示されます。

例えば、京都造形ブログ・吉田さんのtwitter ID「kuad_blog」を入れるとこんな結果が。

kuad_blogさんの学科は通信教育課程です。

しゃれにならんww
これ以上、うちの(以下自主規制)

 

ただ、手羽が作ったものなので、人によってはひねくれた表示結果が出ます。
例えば、デザイン情報学科公式twitter ID「d_info」で試してみてください。
とってもとっても残念な結果が。
こ、これ、ほんとに偶然なんですって!信じてください!今泉先生!

でも、公式といいながら卒展以降全然更新されてないんで、別にいいか。

 

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春のムサビネタ祭り

雛人形を1ヶ月以上は出しっぱなしにする運動を展開中の手羽でございます。
だって、こんなに娘を大事に育ててるのに、いきなり茶髪な男を連れてきて、「こんちは。彫刻学科を卒業しました。今は彫刻を卒業したけど大学の職員やってます(笑)彼女と結婚させてください」とクネクネしながら変な歩き方をしながら言われたら、「出てけええーー!」とやっぱり叫びたくなりますよ。

 

「読みやすいブログのコツ」として、「1エントリ1ネタ」という鉄則があります。
つまり、1つの日記ではできるだけ1つのネタがらみの話だけにしよう、ということ。
卒展行ったら卒展の話だけを書く、とかね。

なので、手羽ブログっていうのは長文だし、情報過多でかなり読みにくい日記な部類に入るわけですが、それでもタイミングが合わなくて紹介できなかったものがいくつかあります。
また、「これでエントリを起こすのもなんかなあ・・」という小ネタがボチボチと。

他に3月中に書きたいことがいくつかあるもんで、春のムサビネタ祭としてどどっと放出いたします。

 

まず、最初はやっぱりこれ。 

映像表現のプロセス
映像表現のプロセス 板屋 緑

武蔵野美術大学出版局 2010-03-25
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3月末に出版局から発売される教科書なんですが、内容紹介をよーく読んでください。

板屋 緑 (著, 監修),篠原 規行 (著, 監修), 岡川純子(著), 中江 和仁 (著), 太田 綾花 (著), 平沢 翔太 (著), 黒田 教裕 (著), 志村 信裕 (著)

本学映像学科出身の映像作家5人自らが、在学中に制作した作品を素材にその発想から独自のテクニックまで、普段明かされることのない制作過程を詳細に語る。
ドラマ、CGなど異なるジャンルそれぞれの特徴や工夫とともに、分野を超えた映像表現のプロセスの共通性が明らかに。
また、岡川純子による映像メディア表現に必要な基礎知識や参考資料を収録。豊富な情報を行き来することで映像メディア表現の理解を深めることができる、映像表現入門者必携の一冊。作例5作品を完全収録したDVD付。

 

DVD付教科書ってのもすごいんだけど、映像学科のOBまたは在学生が自分の製作過程を語っているんです。
つまり、教科書原稿を学生さんが書いているんですね。
武蔵野美術大学出版局だから出せる本だと思いません?
ムサビ日記があったからこその発想だと思うんですが、いかがですか?
ちなみに、知ってる名前がチラホラ。

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手羽アクセス■3月2日版

検索エンジンからどんなフレーズ(キーワード)で、このブログにたどり着いているのか?
アクセスの多かった検索キーワードを調べることによって、今話題の単語を見つけ出します。

*今回は2月5日から3月1日のアクセス統計です。

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