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男は2種類存在する。体育会系と文化系だ。

昨日は休みを取って、吉祥寺バウスシアターで「色即ぜねれいしょん」を見てきました。

映画『色即ぜねれいしょん』オフィシャルサイト

 

キレイで新しい新宿バルオ9で見ようか迷ったけど、この映画はぼろっちいバウスシアターの方が向いてると思って(笑)

 

もちろん原作は我らが先輩・みうらじゅん。
監督は映画「アイデン&ティティ」の監督もやってる田口トモロヲさんだし、その主役だった銀杏BOYZの峯田くんも出演してるし、リリーさんも出てます。
去年の8月、京都造形さんのオープンキャンパスに行った時、リリーさんが「ちょうど京都で映画の撮影やってて・・」と言ってましたが、この撮影だったんです。

あ。日曜日に放送された「ボクらの時代」を見た人、いるかしら。
この日はみうらさんとリリーさんとタカミーことTHE ALFEEの高見沢さんの3人で、タイトルが「ロングヘアー -ロックと仏像と、時々、下ネタ-」。
これがね。最高に面白かったんよ。
途中から録画したけど、再放送やってほしいなあ・・・。


 

で、「色即ぜねれいしょん」では、こんなキーワードが出てきます。

「体育会系と文化系」。


今流行の言葉で書くならば、「肉食系と草食系」ですね。

男子高校生がテーマの映画の場合、ほとんどの主人公が体育会系なんです。
野球部だったり、水泳部だったり、陸上部だったり、バレー部だったり。
(あ、おっぱいバレーは中学生だっけ)

また、みうらさんのくくりでは「ヤンキー」も体育会系なのね。
おもいっきり、ヤンキー高校生が野球をやるドラマが最近ヒットしたでしょ?(笑)
上下関係が尊重され、優劣をつけることが重要と思われてる世界が体育会系なのです。
そこに「(わかりやすい)闘い」「友情・努力・勝利」が発生するので。

一方、文化系高校生が主人公の映画ってほとんどありません。
割合としては文化系の方が多いはずなのに。
そんなの、想像すりゃわかりますよ。
どう考えたって、文化系じゃ映画の盛り上がりに欠けるもん(笑)

 

で、この映画はそんな文化系男子が主人公の映画なのです。

 

映画が終わって頭の中がみうらじゅんモードに。
どうしてもみうらじゅんの本が読みたくなって、ブックスルーエでこんな本を買いました。

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まだ最初の3人しか読んでないけど、当たりでした。


山田五郎さんとの対談でみうらさんがこんな話をしゃべってます。
要約すると、

「ほんとは体育会系と文化系と美術系の3種類が存在する。ボクは美術系だった。例えるなら、体育会系が「パンを買いにいかせる人」で、文化系は「パンを買いに行かされる人」、美術系は「それを見てる人」。体育会系は空気を察するから美術系の人間にパンを買いにいかせない。あいつに頼んでもムダだ、と。」

 

あああああ(涙)


高校時代の手羽はヤンキー系とも仲良かったし、文化系の人とも仲良かった。
でも自分がどっちに分類されるかっていうと「???」で、あれは「美術系」というくくりだったんだ、とこの年になって悟りました。

ただ、山田五郎さんに言わせると、「パンを買いに行かされてる人は、自分が偉くなったらきっと誰かにパンを買いにいかせるはず。ほんとはこのタイプも体育会系」と言ってまして、これもフンフンなるほどな説明。

文系・美術系の話はまだ書きたいことがあるので、また今度。

 

山田さんとの対談の中でこんな言葉も出てきます。

平等とはみんなが同じことではない。みんな違うことが本当の平等

これ、深いけど、いい言葉です。

みんながお互い違うことを認めあう場所に、本当の平等が存在するのではないだろうか。

微妙にみうらさんの話とは違うんだけど、わかりやすい具体例をあげるなら「シルバーシート」です。
「みんな同じ」を目指すなら、あんなものはあっちゃいけないはず。
でも、足が不自由な人、妊婦さん、お年寄り、障がいを持っている人のアイデンティティを認め、みんながその人たちの代わりに立つ。
これが本当の平等なはずなんです。
変な解釈の「平等」がまかりとおってると思いませんか?

みんながお互い違うことを認識する。
みんなが自分のことが大好き、つまり「自分教」の教祖になるべき。
そうすれば争いもおきないはず。

 

私の大好きな詩に金子みすずさんの「私と小鳥と鈴と」というのがあります。
にほんごであそぼ」でも使われてるのでご存知の方も多いと思いますが、その中に出てくるこんな言葉を紹介して終わりにします。

 

 みんなちがって みんないい

 

みんながお互い違うことを認識する。
みんなが自分のことが大好き、つまり「自分教」の教祖になるべき。
みんな違ってみんないい。

これが一番実感できるのが美大だったりします。
(このあたりの話もまた今度書きます)

 

・・・・・・・・・・

 

本当は「色即ぜねれいしょん」の感想を書こうと思ってエントリを立ち上げたんだけど、全然違う話になっちゃった。
ま、たまにはこういうのもいいでしょ。

お詫びに「色即ぜねれいしょん」主題歌PVを聞いてください。

主演してる渡辺大知(黒猫チェルシー)、峯田和伸(銀杏BOYZ)、岸田繁 (くるり)の3人が歌っています。

 

Comments:1

ムサビズキ 2009年8月26日 08:46

>文化系じゃ映画の盛り上がりに欠けるもん

・・・盛り上がりに欠けるというのは、映画製作者の想像力の貧困に起因する問題です。
文科系は「自分教の教祖」なんです。(手前味噌

美術系は、「体育会にパンを買いに行かされる文科系を見ている人」ではなく、
「こういうパンが欲しいんじゃね?」と体育会系に作ってみせる人のような・・・
美術系人を買いかぶってますか?

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