- 2011年1月30日 05:42
- 卒業・修了制作展
いやー、しかし、李選手のボレーはサッカー人間として「死ぬまでに一度は決めてみたいあこがれで理想のボレーシュート」ですな。
うちらレベルだとだいたいは空振りしちゃうか、ポコーンと上に飛んじゃうんだよね・・・。
次の小学校の試合じゃ、ボレーシュートしまくる子どもが多発するだろうなあ(笑)
でも、ああいうシュートを子どもたちがイメージできるようになるってのは日本のサッカーレベル向上としていいことだと思う。
日本、おめでとう!
これまでの話。
■ムサビ卒展2010あれこれ1
■ムサビ卒展2010あれこれ2
■ムサビ卒展2010あれこれ3
■ムサビ卒展2010あれこれ4
■ムサビ卒展2010あれこれ5・・と自転車の話
■ムサビ卒展2010あれこれ6
「来年のために卒展の記録を残そうよ」と提案したところ、「展示の終わった四年生」さんからコメントをいただきました。
それを紹介して、今年度卒展話を最後にしたいと思います。
あ、多くはムサビに関係するものですが、これから学内展をやる方への参考にもなるかもしれません。
ややデザイン科寄りの経験談になっています。参考になれば幸いです。
(1.展示場所は折半になることがある)
学科の教室はたぶん大丈夫ですが、9号館地下・12号館地下の展示室は大勢の希望者が集まった場合、自分の作品の模型を持参して話し合いになります。
年によって差はあるようですが、今年度は激戦区でした…。
面積はもちろん、明るさ・音・高さなどが問われます。
ガラスの横にライトはちょっと、とか、パネルを吊るから高さがほしい、など各々の希望はあるのですが…。
(ここ重要→)混みすぎてどうしようもない場合、妥協の嵐になります。
流れとしては、どうしても大きな部屋でないといけない人だけ残す→各作品の面積をとにかく削る、の繰り返しでした。
しかもこの会議、後期の半ばに行われるので、完成形もはっきりしないままやります。
場所の希望は、早めに計画したほうがいいようです。
そうなんですね。
展示室や屋外など、他学科との共有スペースでは「話し合い」で場所が決まります。
特に12号館地下・9号館地下展示室は人気スペースである一方、いろんな学科の作品が「入り混じる」ので、思ってた空間と全然変わってしまうのも特徴です。
(それを出来るだけ避けるために、現在は模型プレゼンで決定しています)
静かな雰囲気の作品の横に機械がガチャンガチャン動いたり音が出るような作品は避けたいし、暗くしてスポットライトでぼんやり見せたい作品の横にライト当てまくりの作品も、ね。
私が教務で卒展担当やってる時に「それで負ける作品はその作品が弱い証拠だ!」と言った学生さんがいたんだけど、「それは否定しないから、だったら自分の学科内でやってよ」なんです。
いい意味で「妥協」ではなく、会場全体のことが考えられない人は共有スペースでの展示は避けた方がいいです。
ちなみに、今の展示室・共有スペースのルールとスケジュール(「いつから搬入可能」とか)のベースを作ったのは私だったり(笑)
(2.壁面や天井の都合)
いざ照明をつけるとなった時に、レールライト(天井のレールにはめて使うライト)が使えないとか、クリップライトだけど挟めるところがないなど、けっこう制約を受けます。
クリップライトだとコードをどうにかしなくてはいけません。
コンセントの位置確認はもちろんですが、、床に這わせる場合は養生テープでくっつけるか、コードにはめるプラスチックの管をテープで留めて使います。
が、固定用のテープが強いと、床面まではがれます。
…自分が使ったのは白い、やけにもちもちした床用両面テープでしたが、アウトでした…orz
えーと・・・最後の一行は見なかったことに・・・・。
これにからむことだと、電源の位置ね。
廊下や屋外は思ってるほどコンセントがないのよ。
あっても遠くのコンセントと一系統になってることが多く、両方が多くの電源を使ってると、すぐにブレーカーが落ちます。
作品自体に電源を使わなくても、作業で使うことはあるでしょ?
可能な場所であれば、仮設電源増設もやってくれるので、展示場所を探すときには電源位置の確認も忘れずに。
卒展3日前に言われても対応できる時と出来ない時があるし。
「1系統1800w以内」が目安です。
今だからいえますが、某マンションは1号館のコンセントのブレーカーを落としまくってました(笑)
(3.準備期間中の不都合)
まず、とにかく寒い!
屋内でも、出入りの激しい場所や地下(冷気が吹き込む)は、暖かくなりません。
カイロ必須です。
雪が降る季節でもあるので、寒さ・雪対策はやっておくべきっす(特に屋外)
それと、みんな「展示した瞬間まで」はイメージしてるんだけど、「展示中」のことはスポーンと抜けてることが多くて(笑)
「4日間作品が外にあるってことはどういうことか?作品もそうだけど、期間中自分はどこにいるの?」てのも含めて場所を決めた方がいいです。
教室以外で展示する人は、それなりの覚悟しといた方がいいよ。
(自分も屋外展示だったんで・・・)
次に、作業場所が激減すること。
展示室になる部屋は準備で使えませんし、展示室にも関わらず日曜には開かないところもあります。
会期直前に一気に作業するというのは、たぶん無謀でしょう。
学生さんが「卒展前なのに教室が開いてないとか、ワケワカンネ」と言ったりするんだけど、ほとんどの場合は事前に「この場所は○日までしか使えません」「●日までに撤収すること」と指定されてるはずなのよ。
彫刻や工デなど普段大きなものを作り、搬入搬出して、展示もよくやってる学生さんはそういうのわかってるんだけど、「卒制で初めて大きな作品を作り、展示も初めて」な人は「制作場所を(いつまで)確保できるか?」が頭に入ってないことが多いです。
工房や倉庫も展示場所になったりするし、そういう場所では「その日程で作れるもの・撤去できるもの」が大前提になるわけで、自分のスケジュールだけでなく全体の展示準備スケジュールをよーーーーく確認しておきましょう。
…自分で思いついた限りでは、こんなところです。
誰かから質問などあれば書きやすいかもしれません。
他にも、作品の高さで泣きを見た話とか、備品を危うく持って行かれるところだったこととか、色々あったのですがこれはちょっと置いておきます。
「美大は財布を学内に落としてもそのままの状態で帰ってくるけど、工具は一瞬で無くなる」というのがありまして・・・。
いわゆる「ジャイアン理論」ですな。お前のものはオレのもの、な。
大事な機材はしっかり管理しないとダメっすよ。
結局、実際に体験しないと分からないことが多いのですが、そこに知識のある人がいると格段に楽になります。
人脈は偉大です。
そんなことを思った四年生でした。…いや、ホントですよ、ホントに!!
「展示の終わった四年生」さん、バッチリなコメントありがとうございました!
そう、なんだかんだ最後に卒制展でものをいうのは「人脈」「人のつながり」なんです。
「1人では運べない」「設置する時に誰かに持っててもらわないといけない」時もそうですが、「ここはこうした方がいいよ」とアドバイスしてくれる人がいるとか、「自分は忙しくて動けないけど、●●を買いにいかないとマズイ」「これは映像で作りたいけど映像の知識がない」など・・・。
人脈によって作品の規模も「できること」も変わってくるんです。
例えば、「鉄」に見せたい場合、一番簡単なのは「鉄を使うこと」。
当然ですよね?(笑)
でも鉄は重たいし扱いにくいので、プラスチックとかで代用するケースが多い。
自分が鉄のように見せる技術を持ってればそれでいいんだけど、そういう人は少ない。
「すぐに折れそうもない頑丈な感じ」を出さなくちゃいけない作品なのに、いかにもすぐに折れそうな素材で作ってることがバレバレだったり、「・・・・これって色塗ってわからないように苦労してるっぽいけど、もともとは●●なんじゃね?」と元の商品の形がすぐにわかったりしちゃうと、急に作品の価値が下がってしまいます。
いわゆる「文化祭レベル」と「卒展レベル」の違いって、コンセプトうんぬんの前に、結局は目に見える素材感や形のこだわりだったりするわけで。
あ、間違えないようにしてほしいのは、「卒業制作」だとコンセプト重視ですが、「卒業制作展」という意味ね。
「鉄のように見せた何か」はあくまでも「鉄のように見せた何か」。
卒展レベルであれば、鉄を使った方がよければ鉄を使うべきなんだけど、作者に鉄の知識がない場合は誰かに教わるしかない。
もしくはより鉄のように見えるテクニックを知ってる人に教わるしかない。
じゃ、誰にきけばいいのか?
これも「人脈」です。
詳しくは来年書くとして、今年はこんなところかな?
ところで、卒業制作に打ち込みすぎて就職活動ができなかった・・・って人へ。
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手羽は一切責任を取りませんので、ご自分の判断で。
以上、本日プリキュア最終回なので午前中は家で一日待機する手羽がお送りいたしました。
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