7月2日に、美術クラスのある高校でワークショップをやってきました。
ムサビといえばワークショップですよ。
その理由はこちらをご覧ください。
ファシリテータは視覚伝達デザイン学科の齋藤啓子先生。
内容は視デ生が入学した直後にやる「線」の授業の簡易版です。
100ドロ(100枚ドローイング)の導入部分ですね。
事前に人数を聞いたところ参加予定者は20名だったのに、なぜか21人いる。
「そもそも美術クラスの生徒さんが20名なのに21名っておかしいなあ・・・」と思いながらもワークショップはスタート。
墨を使っていろいろな線で遊ぶこのワークショップ。
最初は遠慮がちに書いてたけど、最後の方は服に墨がつくのも気にしない勢いでやってました(笑)
あ、もちろん生徒さんには「汚れてもいい服装で来てね」とお願いしてまして。
高校の先生も「生徒がこんな楽しそうな顔で絵を描く姿を久しぶりに見た」とおっしゃってくれ、ワークショップは大成功に終わりました。
でも、ワークショップで大事なのは「あ~、楽しかった」で終わってはいけないこと。
単なる「墨で遊ぶワークショップ」ではなく、何故これを視覚伝達デザイン学科というデザイン系の学科の最初の授業としてやっているのか。
「気づき」を見つけるのが醍醐味なわけで、何人かにこの授業の振り返りをしてもらったんですね。
ここの生徒さんのすごいところは、普段の高校だと「えーと、面白かったです」ぐらいの感想で終わる場合が多いんだけど、自分の「気づき」を一生懸命説明してくれました。
そして、そろそろ終わりかな?ってところで、高校の先生が「最後に●●も今日の感想を言えよ」とあてられた女の子が。
その子がスクっと立ち上がって、こう語りだしたんです。
「実は・・・・・私は19歳で仮面浪人しています」
・・・・・え?
確かにそう言われると一人だけうっすら化粧してるけど・・・そうか、それで21名だったんだ・・・。
・・・ん。仮面浪人?!
浪人生じゃなくて大学生ってこと?!?!
「今日、ムサビの先生がやってくると母校の先生に聞いたので、参加させてもらいました。」
いえいえ。画材が足りる限り、何人でもウエルカムです。
「私はムサビが昔から大大好きで、絶対に行きたいと思ってました。
今年のオープンキャンパスにも行きました。」
過去形がちょっと気になるけど(笑)、それでムサビのオーキャンに来てくれるなんてありがたい限りだなあ。
良かったら、編入試験とか大学院とか受けてくれれば。
と思ってたら、
「今日、夢のような視デの先生から授業を受けることができて、その授業がまたすばらしくて・・。
ムサビに行きたいという気持ちがより強くなって・・」
と言ったところで泣き出しちゃったんです。
思わぬ展開で、理由はわからないけど私もついもらい泣きしそうになりました。
後で高校の先生に聞くと、今は地元の大学に通ってるんだそう。
「ムサビ落ちたらそっちに行きなさい」と親との約束で現在はその大学に通ってるけど、今でもムサビに行きたいという気持ちがかなり強く残ってる子、なんだそうです。
ムサビ広報として、そしてムサビOBとしてありがたい話だし、、このバックボーンを聞くだけで更に泣きそうになる話。
ムサビってこういう「ムサビが好きだから」というマニアな感じの受験生がなぜか時々いるんです。
もちろん、「東京藝大に行きたい!!」ので多浪する人はいっぱいいるし、「タマビに行きたい!」と語ってる高校生もたくさんいますが、なんとなくそれらの「大学に行きたい理由」とは全く違う部分の感情のように感じるんですよね。
学費がどう、先輩がどう、友達がどう、教授がどう、施設がどう・・・とかそういう話ではない「感情」。
似たような話をタマビ・米山さんも以前してたっけ。
「それがタマビにはないムサビの強み」だと。
その子の泣き顔を見ながら、米山さんのその言葉をふと思いだして。
関西だと、京都精華さんとかそういうタイプのような気がします。
一方で。
相談会でこんな女の子二人組に出会いました。
続く!
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Comments:1
- ペンギン 2011年7月 5日 10:36
京都精華+ムサビ通信のペンギンです。
現役時代は東京に出られるのだったら、ムサビに行きたいと思っていました。
○○年後に沖縄にいるけど、ムサビ通信に編入して、卒業しました。
結構しつこい?(笑)
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