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ムサビオープンキャンパス2012 -ホスピタリティ編-

そうそう。
キャンパスツアーのツアーコンダクタを今年もやることになりました。
6月9日(土)の10時と11時20分の回です。
この年で午前中に2回っすよ・・・つらいっす・・・。
しかも午後はお客さんがいらっしゃるので、また学内を回らないといけないという・・・。



こ、今年のオープンキャンパスはもうすぐ!!

MAUオープンキャンパス2012
●日時:2012年6月9日(土)10:00-18:00、6月10日(日)10:00-16:30
●会場:武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス
*お車でのご来場はお控えください。
*予約不要・入退場自由で、どなたでも参加できます。

オーキャンのことは毎年書いてきたので、
交通手段とかそういう情報は過去記事を読んでもらえればそれで良かったりしまして・・。
「もう新しく書くことはないっす・・」というのが正直なところで(ぼそっ)

なので、いつもと視点を変えて、今日は「来場者のための情報」ではなく「運営側のための情報」を。
つまり、学生さん・研究室向けに。
「手羽ブログらしさ」ってそういうことかな、と。
ファイナルイヤーだしね。


六本木アートナイトに参加した時、ミッドタウンで「ホスピタリティ研修」というのがありました。
「ホスピタリティ?人工呼吸とかAEDの使い方の講習?」
と思ったあなた。
はい。手羽と同じ英語レベルです(笑)

「ホスピタリティ」とは「おもてなし」の意味で、
「参加者といえどもミッドタウンに立っている以上、お客さんは主催者としてあなたに接します。
 なのでミッドタウンの人間として対応してほしい」
ということなのね。
例えば、お客さんから「トイレはどこですか?」と聞かれて
「あ。私は参加者なんでわかりません。受付に聞いてもらえます?」
と初歩的な情報まですべて受付に回してると、受付も混乱しちゃうし、
お客さんもたらい回しにされてる悪い印象を受ける。
ほら、よく1号館事務局でたらし回しにされるでしょ?
あれ、すんごく嫌なもんです。
自分も主催者側の人間だと認識し、他人事にせず、
おもてなしの気持ちをもって対応できるように、
というのが「ホスピタリティ研修」。

「至れり尽くせりなサービスを増やす」のは結構大変です。
でも、ちょっとしたことを工夫するだけで、来場者の満足度を上げることができます。
ムサビのオープンキャンパスは学科独自にやってるし、
学生さんがメインとなって動いてる企画が多々あるので、
学生さんには来場者対応でこういうことを気を付けてほしいなあーって話を書かせてもらいます。

意外と気が付いてない点ばかりじゃないかしら。
なので、これを読んだ人は他の人にも教えてあげてね。
あ、他大学でも単語を差し替えれば同じことがいえるはずなので、使ってもらって結構です。


では、いきなり実践編に突入します。

ここはムサビオープンキャンパス。日曜の夕方。
●●学科の学生相談コーナーに高校2年&保護者がやってきて、ムサビの主な就職先を聞いてきました。
そして、学生さんはこう答えました。

「そうですねー。
視デは毎年電博とか代理店によく就職してますよ。
芸文はキュレータとかかな?
空デの生徒はシニックが意外と就職強そうな気がする。
工デはインハウスになる人が多いって聞きますね。
ファインアート系だと・・・油画科とかはよくわかんないなー。
受験は小論文で受けるの?だったらBTとか読んでた方がいいかも。
うちの学科はなんでもできるから楽しいっすよ。
タマのゲイガクなんて座学だけでしょ?あんなのより、こっちにおいで!

え?就職のことをもっと聞きたい?
うーん、今日日曜だから就職課も閉まってると思うし・・・え?まだパン屋は営業してるかって?
・・・・とりあえず、そういうのはインフォメーションセンターで聞いてみて」

はい。よくある学生さんと来場者の会話ですね(笑)

このセリフのどこがいけないのか?
答えはCMの後に!!

 

MAU手ぬぐいにムサビ教授陣による「ARTIST SERIES」が追加されました!
武蔵野美術大学出版局::てぬぐいに<ARTIST SERIES>が登場

これはヤバイね。
特に遠藤アッコ先生が描いた猫の手ぬぐいはかなりヤバイね。
オーキャンから発売開始されるけど、あっという間に売り切れそうだわ。
手羽もすぐに買いに行かなくちゃ。
 

CM終了ーーー。

はい。答えです。

 

 

 

全部です。

これって、満足度が非常に低い対応なんですよ。
それはなぜか説明していきましょう。
 

(1)美大用語が使われている。
つい使ってしまう「工デ」「視デ」「ゲイガク」などの学科略称。
美術予備校に通い、予備校講師が話してるのを聞いて初めて略称を知るわけで、
これから美大を受験しようと思ってる生徒さん、
そして保護者を始めとした一般の方、つまり世の中の多くの方には一切通じません

なので、先ほどの会話は
「コウデ?シデ??ゲイブン???」
と何を言ってるのか全然わからないのだけど、
自信満々に学生が語ってるから聞けない状態になっていると思われます。

ちなみに設定がムサビのオープンキャンパスなのでそれはないと思うのだけど、
世の中的には「ムサビ」もほぼ通じません。
「そんなわけないよー」と思うのは、狭い美大の世界に慣れちゃってる証拠。
そんなもんですよ。
面倒でも「視覚伝達デザイン学科・・私たちはシデと略してますけど・・」と必ず説明しましょう。


(2)美術・デザイン業界用語が使われている。
「電博」「代理店」「キュレータ」「シニック」「BT」「インハウス(デザイナー)」「ファインアート」
などの意味を知っている高校生&一般保護者は皆無です。
(美大OBとかなら別ですが)
「ファインアート」はつい使っちゃう人は多いかも。
デ情新入生が使いたくなる単語ナンバー1の「インタンジブル」とかは、
いかにも専門用語なので説明する時には気を付けると思うけど、
上記の単語も使う時には補足を入れないと全く伝わってません。

つまり、「今年は電通に3人内定もらった」と自信満々に語っても意味がないってこと。
とりあえず、就職系統・カタカナ単語は「ん。相手は理解してないかも」と疑ってかかった方がいいです。
 

(3)「なんでもできる」は売りにならない。
高校生や保護者からすると「で、その学科で何が学べるの?他と何が違うの?」を一番知りたいのです。
つまり、「なんでもできる」って「中途半端」という印象を与えてしまうだけで、
売りでもなんでもないのよ。

また、「なんでもできる」といっても、実際はなんでもできないわけで。
基礎デで鋳造はできないし、教えてくれる先生もいない。
そういうことです。何でもできるは嘘。

でも、鋳造業者に制作を依頼し、それを作品にすることはなんら問題ない。
「コンセプトがあり、しっかり作ったものであれば、素材がなんであろうが、教授は評価してくれる」
が正しい表現。
できれば学生さんが事前に集まって、
「うちの学科の売りってなんだろうね(「なんでもできる」を除く) 」
を語り合って欲しいの。
 

 (4)他大学(他学科)の悪口はむしろマイナスイメージ
え?手羽に言われたくない?(笑)

冗談で終わるような話であればいいとしても、
他大学や他学科の悪口はマイナスイメージになります。
信じられないかもしれませんが、
「地方相談会で●●美大の先生(or職員)がムサビの悪口を言ってた」
 とチクリ電話がよくかかってくるんです。これ本当。
比較対象になるってことはある意味ありがたいんだけど、気をつけた方がいいっすよ>美大関係者

また、手羽が某美大のキャンパスツアーに参加した時、おもいっきり先生が
「ムサビは2月、3月は工房が使えないけど、うちは使えます」
と説明しててね。手羽がいるとは知らず(笑)
私からすると、
「でもムサビは申請してOK出れば通常夜10時まで教室が使えるけど、そちらは8時まででしょ?(最近一部9時になったけど)」
なんですけどね。
どこで誰が聞いてるかわからないもんです。
なので比較する時は相手の良い面を説明した上で比較しましょう。


(5)ムサビに「生徒」も「●●科」もない。
常に手羽ブログで書いてることではあるんだけど、
大学にいるのは「学生」で、「生徒」は高校生のことです。
「え?同じようなもんじゃん」と思うかもしれないけど、
「オープンキャンパスで学生が生徒に説明をする」
で意味が通じるのは、学生と生徒が違うものだからなのよ。
聞く人が聞くと、すごく恥ずかしい間違いなんで気を付けようね。

また、ムサビは「油絵科」「映像科」ではなく、「油絵学科」「映像学科」です。
全て「●●学科」なのです。
これも似て非なるもの。

まして、「油画科」なんてものは存在さえしません(笑)
さらに書くと、
2012050108500001.jpg
「彫刻家」でもないからね。
「彫刻学科」!!!


 

 (6)最低限の全体案内は知っておこう
トイレの場所、自動販売機の場所、お店の営業時間など、
ほとんどの情報は全体パンフレットに書かれています。
時刻表も入ってたかな?

覚えておく必要はないんだけど、
「全体パンフレットにそういうことが書かれてたなー」てのは知っといて欲しいの。
そうすれば、
「このパンフレット、文字が小さくて読みにくいでしょ?(笑)えーと、確かこのへんに・・あったあった」
なんて会話をしながら一緒に調べる、という交流技が使えます。
そうすることで、無駄な「たらいまわし」を発生させずに済みます。
全部インフォメーションセンターに誘導することは決していいことではないのね。

ちなみに、二日間とも就職課は特別ブースを出してるので、

就職課::進路・就職コーナー「創る」力は、「就く」力!
●内容:
卒業生の進路就職情報(各種データ)の提供、企業で活躍する卒業生紹介、就職支援プログラムの紹介、相談コーナーの設置、ポートフォリオ(就職活動用作品集)の閲覧など。
●日時:6月9日[土]10:00-18:00、10日[日]10:00-16:30
●会場:9号館1Fwebスペース

就職のことはこちらに振ってくださいな。
(ポートフォリオも展示してるんで、在学生も参考になるかも)

それと、全体的な入試相談や学生生活相談(奨学金のこととか)、
全学科の実技参考作品展示は12号館8階でやってます。

■入試・学生生活相談コーナー、合格者参考作品展示
内容:
・平成24年度造形学部一般入学試験の実技合格参考作品を一部展示
・入試(一般的内容)等や学生生活についての個別相談
●日時:6月9日[土]10:00-18:00、10日[日]10:00-16:30
●会場:12号館8F第1会議室

 

一番多い質問はこの二つだと思うので、頭のはじっこにでも覚えておいてね。
 

さ。みんなでおもてなしのオープンキャンパスを作っていこうぜ!!

 

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