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手羽イチロウの真実その2 #maufes

 ぼちぼちと参加メンバーがお店のことを書いてくれてますね。
基デ2年 オトギ / それからの話をしましょう。
デ情1年 トオル / 最高の一発屋
美大日記・オコジョ / 芸祭おわった!1日目!!


・・・・・
手羽のことは?!
きゅっきゅ店長とかからあげくんに「ありがとう」とか言っておきながら、
手羽には一切ナッシング?!?!
そりゃ、生物部さんが言ってるように店の中では、ただクネクネしてるだけでしたけども。
でもでもでも、結構頑張ったんだよ(涙)
ほら・・・・・・例えば・・・・・あ、アレだよ・・・・・・ほら・・・・・ないか・・・。
 

というわけで、そんな立場の手羽ですが、手羽イチロウの裏話を。
今回は店舗編。


昨日、職員から衝撃的な質問を受けまして。

「模擬店のパネルとか芸祭実行委員から支給されるんですか?」と。

これ、疑問に思ったことがなかったんで、びっくりしましたね。
でも、一般大出身の人からすれば、模擬店のパネルとか資材、装飾系にあれだけお金と手間をかけることが信じられなくて、そういう疑問を持ったのかもしれません。

実行委員会から無料で支給されたのは、木製の長机と長椅子だけです。
(ほとんど使わなかったけど)
私も今年参加するまで知らなかったんだけど、今はテントも有料レンタルなんですね。
昔はテントも無料貸出してたんだけど、今は在庫を減らしてるので有料になったみたい。

で、手羽先プロジェクトを動かし出した当初から悩みのタネだったのが、
この木材やベニアなどの資材・機材調達だったんです。
サークルなど毎年やってる屋台・模擬店企画は去年使ったものを倉庫に保管してるので、
ある程度使い回しができます。
ペンキとか今年必要なものだけ購入すればいい。

でも、「手羽イチロウ」は完全な「一発屋企画」。
過去の資産が全くありません。
全てを一からそろえるしかないのです。
テントやコンロなどは借りるとして、材木などをどうするか。
買えばいいんだけど、もちろんお金もかかるし、終わった後は全部ゴミになっちゃう・・・。 


でも、実はコンパネを数枚買ったぐらいで、ほとんどは廃材で作りました。
からあげくんが、芸祭前からちょこちょこ廃材を集めててくれてて、それで多くのものが出来てたんです。

みんなが「クオリティ高い」と感心してた
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「手羽イチロウ」の看板でさえ、元は捨てられてたコンパネですから(笑)

フチつけて、からあげくんが文字を彫って色塗っただけなんです。
全然そうは見えないでしょ?
このクオリティはさすがでしたね。
しかも、お店を作りながら、時間ができた隙に手を入れながら半日で完成させましたから。
クオリティだけでなく、これは段取りがちゃんとできてる証拠。
こういう人と仕事をやると楽っすよー。

「手羽イチロウ」が成功したのは、
きゅっきゅ店長の人柄あってだけど、
唯一の男性スタッフでもあるからあげくんがいなかったら、
このお店ができなかったのも、まぎれもない事実です。
 

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また、お店の正面カウンター。
これは通称「ツーバイフォー」という材木で組まれてます。
お店の面構えがシッカリしてる印象があったのは、ツーバイフォーだったからで、
このイメージはタル木ではなかなか出せません。
ちなみに写真ではわかりにくいけど、色の「黒」もただの黒ではなく、少しいじった黒でして、
ただ買ってきた黒ペンキを塗っただけではこうはならないんですよ。
「知識」と「経験」ってこういう時に役に立ちます。

で、これだけの数を購入するとボチボチの金額がするツーバイフォーなんですが、
格安で手羽が手にいれまして。
からあげくん以外には言ってなかったので、手羽先スタッフさえ知らないことなんだけど。

実はね。
 

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これなんです(笑)

はい。実はバベルプロジェクトで使われてたツーバイフォーだったんですよ。
作者の井口くんが解体してる時に交渉して、安く譲ってもらったと。
また、端材を無料で提供してもらって、これは椅子の足などに使わせてもらいました。
バベルあっての手羽イチロウだったのね。

つまり、一発屋のくせにお店で使った木材の9割以上がリサイクル品でして、
「手羽イチロウ」はすこしだけ環境に優しいお店だったのです。
お店の壁面がなかったのは、
「お金をけちった」「時間が無かった」「広く見せたかった」のも関係してるけど(笑)、
終わった後のことを考えて、誰かが使ってくれるであろう「スダレ」にしたと。
実はそういうことだったりします。
(実際、スダレを物々交換所に置いたら、テントを返してる間の一瞬で無くなりましたw)

多分、今日のゴミストックヤードはすごいことになってるはずです。
皆さんがすばらしいとおっしゃってた芸祭の装飾ディスプレイも、
ほとんどがスタイロフォームだから、再利用は不可能。
つまり今頃はほぼすべてゴミになってるはず。

ただ、「エコだエコだ」といういうつもりは私はあんまりありません。
元制作側だったせいもあるんだけど。
エコを最優先するなら、もっと簡素な装飾にするべきだし、
装飾なんてなくてもいいはずだし、
究極には芸術祭自体の存在も疑う必要がでてきます。

でも、本当にそんな世界でいいのか?

作者自身が
「最終的にはゴミを作ってる意識」
「素材を殺生して作品にしてる感謝の気持ち」
を持つこと・気が付くことが大事だし、それを学ぶのが美大なんじゃないかと。
「エコが大事」というのは他の大学でも学べることで。 

続く。

 以上、「Trick or Treat?」が「お菓子くれないと、イタズラしちゃうぞ!」と訳すなら、
「Tau or Mau?」は「タマビが嫌なら、ムサビにしちゃいな」になるのかな、と思った
グローバル人材な手羽がお送りいたしました。

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