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美術やデザインは何ができるのか

私は「別に何もできなくたっていいんじゃないかな?」と思ってました。
人間として協力できるならそれでいいわけで。

ただ、1年前ぐらいから「あ。もしかして何かできるかも」と思い直してるところ。

人間って「見えないことによる恐怖」ってありますよね。
雪は見える。でも放射能は見えない。
将来的なこともそうですが、それより「どれくらいそこにあるのか」が放射能は見えないから怖い。
だから、センサーがある。
センサーがあるからといって、放射能が減るわけじゃないけど、
少なくとも自分が立ってるところがどういう状況なのかはわかる。
それをまとめると傾向がわかる。

最近の言葉を使うなら・・・なんかすんごく安っぽくなるので使いたくないけど・・「見える化」ってやつです。
今は放射能を例にしましたが、これ、目に見えない「不安」「希望」でもいいんですよね。
むしろ2年たって、「見えるようにすることの安心」の出番が増えてきてる気がしてます。


また、高い堤防を作ってしまうと景色がまるっきり変わってしまうので、
現地の人が「水と共に共存する石巻」をテーマにまちづくりを考えてる、とテレビで聞きました。
港の商店街の模型を見たら、「え。つ、津波はこれで大丈夫なの?!」ってくらい海面と接してるんですよ。
「反対された人もきっと多かったろうに・・・頑張っていらっしゃるなあ・・」
と感じながら、
「この目指す未来なら、まだまだデザインが入れるな・・」と感じて。
10mとかの堤防ができちゃうと、もうデザインもへったくれもない。
安全のためにはその方がいいんだろうけど・・・でも・・・って部分。
見えちゃう部分をなんとかする」のもデザインや美術の仕事。


そして、見えるようにすることだけじゃなく、想像することも私たちの特権。
それを素直に語ったのが、伝説となった昨年度の校友会会長祝辞
平成23年度武蔵野美術大学卒業式 校友会会長 中島信也 祝辞


現在、視覚伝達デザイン学科の陣内ゼミが展示してます。

複眼思考 2013 ヨソメ
会期:2013年3月11日(月) ~ 3月16日(土)
時間:11:30 ~ 19:00(最終日17:00まで)
会場:art space kimura ASK? (2F)

「ヨソメ」というのは、「他者の見る目」を意味することばで、
石巻でポランティア活動をつづけ、台湾のアーティストイン レジデンスに石巻の代表として参加した学生さんの卒業制作タイトルです。
この作品はコンタクト展にも出てて、可能性をすごく感じたんです。
なにかここにヒントがあるかもしれません。
 


ちなみにたまたまなんですが、以前紹介したPanorama Ballの橋本典久さんもASK?で展示してます。
実物が見れるそうでっせ。

緊急展示 Panorama Ball 橋本典久展
2013年3月11日(月)~3月16日(土)
open : 11:30~19:00(最終日17:00まで)
会場 : ASK?P

 


さーて。
多分卒業式やアートナイト近辺はドキドキ潜入シリーズが続くだろうし、
自分の考えが書けるのは10回あるかないか。
ぼちぼちとまとめていかないと。

「3月に日記OBOGの原稿を集める予定」と言ってましたが、タイムテーブル的に確実に無理ですね・・。
ただ「日記と私」というテーマで原稿送ってきたらまとめて掲載させていただきます。
いまだにこうやって日記を見てる人限定ってことで(笑)

 

以上、「とっつあん」こと納谷悟朗さんが亡くなって、とってもさびしい手羽がお送りいたしました。
手羽の心という、とんでもないものを盗んでいきました。
ご冥福をお祈りいたします。

Comments:2

くー 2013年3月12日 08:00

え~っと
ヨソメの会期は1年間?・・・じゃないですよね
2月16日は3月の間違いでは?

手羽 2013年3月13日 06:32

あ。ほんとだ。
ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。
でも・・・・視デのWEBがそうなってるなあ・・・。

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