Home > 徒然手羽話 > 自分の役割と組み合わせ

自分の役割と組み合わせ

現在の小学生サッカーは8人制が主流なんですよ。
公式戦でも11人制の試合って、ほとんどなくなりました。
「少子化だから?」と思ったりもするんですが、
8人制の方が試合中に全員がボールにからめるし、攻守の切り替えも早いのね。
「全員サッカー」の意識が芽生えるので、私は8人制サッカーに大賛成。

ところで、リンクロウの学年はメンバーが12名います。
区選抜に2名選ばれたし、小5でリフティング700回できる子もいます。
サッカーには「簡単にその人のボールコントロールレベルがわかるステップ」があって、

レベル1 サイドキックがちゃんとできる
レベル2 体でトラップができる
レベル3 リフティングがそれなりにできる
レベル4 インステップキックができる

てな感じで、ボールを蹴ってる姿を1分見れば、
だいたいのレベルがわかります。

んで、リンクロウはどうかっていうと、上記レベルではレベル3と4の間ぐらい。
前から転がってくるボールをインステップで蹴ることはできるけど止まってるボールは蹴れない。
親目からみても、コーチの目からも、メンバーの中では上から8番目か9番目くらいのレベルです(笑)
上位7名はすでに「サッカーの意識・サッカーの目」を持ってて、ほぼレベル4。
リンクロウ含めた8位以降の子と差がちょっと大きい。

でも、先発メンバーのポジションを決める時は、まずリンクロウから決まるんです。
これは私がやっても、メインコーチがやっても、子どもたちに決めさせるときも、
「リンクロウがセンターバックで・・・」
とまず決まってから、周りが決まっていきます。
レベル的には8番目か9番目で、レベル的にも下なのに。

去年あたりからこの現象が出てきて、
「これって面白いなー。いつかブログに書こう」っとずっと思ってたの。
こんなギリギリのファイナル前日に書くことになるとは思ってなかったけどね(笑)


はい。ここまでが前置きです。

あ。どうもおはようございます。
手羽でございます。
相変わらず導入が長くてすいません。

きのうはあかりちゃんの保育園最終日でした。
602252_488299017902509_90195985_n.jpg
こうやって手をつないで毎日登園するのも最後かと思うと悲しくなってきます。
そして、いつまでパパと手をつないでくれるんだろ・・。


では本題。

んで、サッカーのポジションを決める時に必要なもの。
もちろんテクニックも関係するけど、「メンバーの性格や強みの組み合わせ」が大きい。
まるでそれはパズルをはめるような感覚。

例えば、うちのメンバー上位7名を分析すると、
「ボールコントロールはうまいけど、周りが見えてない」
「周りが見えてるけど、アピールが弱い」
「左足でロングシュートを打てるけど、調子の差が激しい」
「足が速いけど、体が小さい」
という感じで、前者は長所で、後者は弱みです。
弱みを他のメンバーが補え、それぞれの強みを発揮できるようなフォーメーション
を作れると強いチームになるわけで、
実はうまいかどうかは、ポジション決める時に重要な要素ではないことに気が付きました。
うまい子が1人いたら勝てるのは、小4サッカーぐらいまでですね。
小5あたりからどこもチームプレイの意識ができてくるので、
どんなにうまい子でも1人は抜けても2人目、3人目は抜けなくなってきます。
それではもう勝てない。

リンクロウはボールコントロール面で見ると、そんなにうまくない。
でも、パパに似ておしりが大きく、ふくよかなお子様なので、当たり負けをほとんどしない。
のんびりしてる性格のせいか、試合で調子のいい日と悪い日の差があまり出ず、気持ちが安定してる。
足はそんなに速くないけど、ボールを取りに行くタイミングが絶妙で、これは恐らくメンバーの中で一番。

この3つでほぼセンターバック確定でもあるんですが(笑)、
両サイドバックに体は小さいけど足の速い子・・他のチームであればフォワードあたりをやる子をあえて配置し、
まずリンクロウの弱みを消す。
左サイドバックには調子の差が激しいけど左足でロングシュートを打てる子を配置。
次にアピールが弱いけど、周りが見えてる子・センスのある子をミッドに置く。
するとサイドバックとミッドとのコンビネーションが出来て、
両サイドバックからの攻めが生まれる。
両サイドバックが攻め、トップにボールを渡すと、
そこには周りがあまり見えないけどボールコントロールがある子がいて、得点する。

いろんなチームと対戦してきましたが、両サイドがおもいっきり攻めに参加するプレイって
まだ8人制サッカーでは見たことがありません。
これが今のうちのチームの「売り」になってて、最近勝ち続けてるんです。
(クラブチームにはコテンパンですがw)


このフォーメーションができた時は、
まさにそれぞれの「強み・役割」という全てのパズルがカチっとはまった感覚でした。

リンクロウのポジションを最初に決めることでパズルがはめやすくなる。
他のメンバーを最初に決めても、 そうはいかない。
 


チームを作る時に大事なのは、
「人手」ではなく「人材」であり、「組み合わせ」である、ということ。
それぞれの性格や強みが生きて、弱みを補えるチーム。
人数さえいれば、うまい人だけいれば強いチームになるわけではないし、
実はそれはそんなに大事なことではない。

そこに選ばれないのは、うまくないから、頭が悪いから、絵が下手だから、だけではない。
優秀だけど周りとの「組み合わせ」がうまくいかないために、
そのシーンではたまたま選ばれない場合が多々ある。
違う場所のパズルだとカチっとはまるのかもしれない。
逆の言い方をすると、うまいから最初に選ぶのではなく、
他のパズルがはめやすくなるから選んでいるシーンがあるってこと。

パズルという表現を使うと、
「自分は社会の歯車なのか!部品のように思ってるのか!」
的に考える人もいるかもしれません。
言い換えます。

人生にはそれぞれの役割がある。
そしてその組み合わせが存在する。
自分の「人生の役割」「組み合わせ」とはなんなのか。


ですね。
これは個人でも組織全体でも言えます。
 

ブログ運営をしてきたのは、「自分の強みを生かした『役割』ってこういうことだろうなあ」と思っていたから。
「でも、違う役割もあるなあ。そっちにチャレンジしてみたいなあ」
「今の組み合わせなら、こっちをやった方がよさそうだなあ」
と感じ始めたのがブログを休止するひとつの理由でもあります。
あれ。なんか自然としょっぱい話になってる(笑)

 

さ、明日はファイナルエントリーです!

 

以上、てなことを言ってたら、「熱い!」とジャンバーを脱ぎ、
429441_488304254568652_895223128_n.jpg
手を振りほどいて1人で先に行ってしまった手羽がお送りいたしました。
父ちゃんを置いてかないでくれよーー(涙) 
 

Comments:1

喜多山健二 2013年3月30日 15:57

「國學院大學の日常」ブログの喜多山です。

メンバーの決め方について同じような話を宮大工さんの本で読みました。
「木のいのち木のこころ」という西岡常一、小川三夫さんのことを書いた本です。
今は新潮文庫で読むことができるようです。
簡単に言えば、木も人も適材適所で力を発揮する。くせのある木(人)も使い方で力を発揮する。それを使いこなすのが棟梁。というようなことが書かれています。今は社会も、それに引きずられて大学もあまりそのようなことを考えないような方向に向かっているのが残念です。

というようなことを考えているうち、私も大学を退職することになりました。
嘱託としてまだ数年は働くことになりましたが、第一線からは退くことになります。
(ブログも一応続けますが、内容は個人的なこと中心になるでしょう)
いろいろありがとうございました。

そして手羽さんもブログを停止されるとのこと。手羽さんやムサビ日記のきゅっきゅぽんさんなど毎日楽しみに読ませていただいていたのにとても残念です。とにかく、お疲れさまでした、そしてありがとうございました。
(といいつつ、手羽さんのことですからまた何か別の発信をされることでしょう。そちらを楽しみに待っています)

Home > 徒然手羽話 > 自分の役割と組み合わせ

Return to page top