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小説ブログ Archive

                

壮絶!美大生バトル小説ブログ18

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壮絶!美大生バトル
「めちゃくちゃアートな運命- Most and Ultimate -」
18枚目。
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これまでの話:: 1枚目2枚目3枚目4枚目5枚目6枚目7枚目8枚目9枚目10枚目11枚目12枚目13枚目14枚目15枚目16枚目 17枚目

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「ムサビへのバトル挑戦状?!」

「で、でも。それだと『悪の組織ゲイダーイ』って一体」
「そうなんです。私の調査でもそこだけがわからなかったんです」
「そこが既にトリックだったんだよ」
「トリック?!」

「『悪の組織ゲイダーイ』といいつつ、実はそうではない」
「どういう意味ですか?」

「舞美くん、竜くん。悪の組織から簡単にヨネヤマくんの彼女を連れ出せたことが不思議じゃなかったかね?」
「そう言われてみると・・・彼女は拘束されてなければ、警備もすごく甘かったです・・」
「そうか・・・確かに、本当に悪の組織だったら誰にも見つからずに、ましてバトルもせずに救出できるわけがないか・・」

「目的はひとつ。君達にあのメッセージを見せるためだったんだ」
「なぜそんな回りくどいことを。。。」
「挑戦状であれば挑戦状を手紙で送れば済む話。でもそれだとすぐに行動、つまり君達がバトルに乗り出す可能性があった。そうじゃないかね?気の短い舞美くん?(笑)」
「そ、それは・・」

「彼らは正々堂々と戦えるように、武蔵くんの体力が回復する時間が欲しかった。だから解くために時間のかかる謎解きの形を取ったんだよ」
「でも、それだったらもっと時間が立ってから挑戦状を送ればいいだけじゃないですか?」
「いや。あの日に知らせる必然があったんだよ」
「あの日?」

「そう。世界美術大学学長サミットの日に」

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壮絶!美大生バトル小説ブログ17

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壮絶!美大生バトル
「めちゃくちゃアートな運命- Most and Ultimate -」
17枚目。
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「そこからは私が説明しよう」

話に夢中で背後に人がいることに気がつかなかった。
そこにはオーバーオール姿の丸坊主で丸メガネをかけた人物がいた。


「あ、あなたはっ!」

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壮絶!美大生バトル小説ブログ16

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壮絶!美大生バトル
「めちゃくちゃアートな運命- Most and Ultimate -」
16枚目。
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これまでの話:: 1枚目2枚目3枚目4枚目5枚目6枚目7枚目8枚目9枚目10枚目11枚目12枚目13枚目14枚目15枚目

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我、日を多く造りし者を好み 彼らは草と木と土に丸く云う

 

「つまり、後半に出てくる漢字をくっつけていくの」
「・・・・・・・・・」
「ま、よほどの漢字好きじゃないとわからないけどね(笑)」
「なんだ、そりゃ」
「私も漢和辞典を見てようやく発見したわ」
「で、どういう意味なの」
「草カンムリと木と土と丸と云を組み合わせていくと・・なんだと思う?」
「うががああ。じれったいな!!なんなんだよ!!」
「『』になるの」
「藝って東京藝大の藝?」
「そう。『藝』という漢字の原字は『』。『』+『』+『』の会意文字で、直物に手を添え土に植えることを意味し、草冠をつけることによって植物を強調してるんだって。」
「へー」
「元々は『草木を植える』って意味なのよ。ほら、『園芸』っていうでしょ?」
「ためになるなー」
「もう中学生じゃないんだから(笑)」
「ち、ちょっと待ってね・・・つまり・・・どういう意味?」
「前半部分はムサビを除く東京5美大を表し、後半は『藝大』と言ってるの。でも」
「でも?」

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壮絶!美大生バトル小説ブログ15

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壮絶!美大生バトル
「めちゃくちゃアートな運命- Most and Ultimate -」
15枚目。
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これまでの話:: 1枚目2枚目3枚目4枚目5枚目6枚目7枚目8枚目9枚目10枚目11枚目12枚目13枚目14枚目

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我、日を多く造りし者を好み 彼らは草と木と土に丸く云う

 

「・・・・この言葉に意味があるわけ?」
「ありもありよ。大アリよ」
「え?え?全然わかんない。ヒントヒント!」
「そうね。最大のヒント。武蔵くんが決勝バトルをやってた10月31日」

「10月31日???バトル以外だと・・・芸術祭?」
「ほら、有楽町マリオンで開催されたイベントよ」
「えーと、なんだっけ・・。国際デザインシンポジウム?」
「それは11月1日」
「あ、学長サミットだっけ」
「そう。世界美術大学学長サミット。これがヒントというか答え」
「・・なんか前半部分はわかった気がする」
「さすが武蔵くんね」
「これって東京の美大を表してるんじゃないかな」
ピンポーン!」

「ど、どういう意味?!」
 

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壮絶!美大生バトル小説ブログ14

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壮絶!美大生バトル
「めちゃくちゃアートな運命- Most and Ultimate -」
14枚目。
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4号館エミュウの喫茶スペースにボクたちはいた。
壁には恋愛処女のポスターが貼られている。

「思い出してみると、3人が初めてそろったのって、喫茶サンフランシスコだったわよね」
「そうそう。舞美がオレが買おうとしてたドーナツを横取りして」
「あら。あれは横取りじゃないわよ!あの時も言ったけど
「まあまあ。そんなことより、舞美の話を聞こうよ。旅行自慢話をするためだけに来たわけじゃないんでしょ?」
「そうだったわ。えーと、どこから話せばいいのかしら?竜、武蔵くんにゲイダーイの話はどこまでした?」
「ヨネヤマさんの彼女を連れ出した・・ってところまで」
「張り紙のことはまだ?」
「うん」
「張り紙?」
「命からがら逃げ出してウエーノの正門までたどり着いたら、正門横の守衛室に紙が貼り付いてたのよ。まるで私達へ知らせるかのように。サークル勧誘のチラシかな?と近づいてよく見たら、そこには不思議な言葉が書かれてたわけ」

舞美は赤ちゃんのおしりをほおばりながら、バックからMAUクロッキー帳を取り出した。

「それをメモったのがこれよ。あわてて書いたから字が汚くてごめんなさい」

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壮絶!美大生バトル小説ブログ13

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壮絶!美大生バトル
「めちゃくちゃアートな運命- Most and Ultimate -」
13枚目。
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これまでの話:: 1枚目2枚目3枚目4枚目5枚目6枚目7枚目8枚目9枚目10枚目11枚目12枚目

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「話の腰を折ってごめん。で、気がかりって?」
「武蔵とヨネヤマさんのバトル中に悪の組織『ゲイダーイ』からヨネヤマさんの彼女を救出したでしょ?」
「ああ。そうだね。ほんとに二人には感謝してる。竜くんと舞美のおかげでヨネヤマさんと正々堂々の勝負ができたんだから」
「秘密基地『ウエーノ』から逃げ出してくる時にある不思議なものを見ちゃったんだ」
「・・・ちょ、ちょっと待ってね。逃げ出してくる時って・・ゲイダーイを二人でやっつけたんじゃないの?」
「こっそり侵入して軟禁されてたヨネヤマさんの彼女を連れて逃げてきただけだよ」
「そ、そうなんだ・・。今までゲイダーイを倒したもんだと思ってた・・」
「そんな力をオレ達がもってるわけないだろ!バトルだって一回もやらなかったし。買いかぶってもらっちゃ困るぜ★」
「ああ。そうなのね・・で何を見たの?」
「それがね・・・」

するとアトリエのドアがすごい勢いで開いた。

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壮絶!美大生バトル小説ブログ12

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壮絶!美大生バトル
「めちゃくちゃアートな運命- Most and Ultimate -」
12枚目。
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これまでの話:: 1枚目2枚目3枚目4枚目5枚目6枚目7枚目8枚目9枚目10枚目11枚目

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2009年11月。

バトルに勝利して1週間がたった。
芸術祭期間のこの1週間は、ずっと死んだように眠っていた。
自分では気がつかなかったが、バトルで相当体力を消耗していたようだ。


疲れもようやく取れ、久しぶりに大学に行ったら、2号館のアトリエに竜が息を切らしながら飛び込んできた。

「ゼー、ゼー、む、武蔵!!!今まで何やってたんだよ!!!(ぜー、ぜー)全然連絡取れないし!」
「あ。ごめんごめん。ずっと家で寝てた」
「電話しても出ないし。俺、武蔵のアパートはまだ知らないんだよ!(ぜー、ぜー)あれだけのバトルをしたから、死んじゃったんじゃないかと思ってさ!!」
「携帯の電源入れ忘れてた(笑)心配かけさせてごめんね」
「さっき、視デのサンカイくんと基礎デのヨンカイくんから武蔵をエミュウで見かけたって聞いてさ!」
「だからごめんって謝ってるじゃん。あ、サンカイくん達は元気?」
「ヨンカイくんは武蔵とのバトルで傷ついた右腕は包帯巻いてたけど二人とも元気そうだったよ。またみんなでバトルやりたいって言ってた」
「そうか。よかった」

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