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美大日記::タマビの米山

旧いからとて色褪せぬかな

  • 2012年12月23日 05:25

久しぶりです。
土曜日の雨は不思議と心が休まる。
その土曜日が出勤日であると休まるというより満たされる感じだ。

ただのあまのじゃくかな。

さて、
冬至も過ぎでこれから少しずつ陽が伸びてくる。
悪いことがだんだん良くなっていくと考えてもいいよ。
旧暦で言えば11月が冬至のある月。
一陽来復って聞いたことある?
陰が行くところまでいって陽が出始めて復活すること。

多摩美の創立記念日が11月なのは、旧暦11月に関係していると勝手に思い込んでいる。
よくお祭りなどにある、旧暦の日にちをそのまま今に引き継いだものと同じでしょ?
当然、今はそのお祭りと季節感(時期)がマッチングしてないんだけれど、
そのギャップがあることが逆に心地いいと思ってしまう。
ギャップがあるほど、そこに隠された意味を知ることが出来る。

明治時代のこと、
改暦推進派の福沢諭吉という人が、
政府が行った改暦に対して、改暦に異議を持つ人は無学文盲の馬鹿者といったそうな。
ほんとかね。
欧米に追いつきたい、時代はそんな流れだけれど、
旧暦自体は、
自然に抗うことなく一緒に生活してきたこれまで生きてきた人の知恵がつまったものだと思うんですよね。
経緯はどうであれ、神様と仏様を同居させられる民族なのにねー。
むしろ、字が読めなくても、知識がなくてもわかるものってすごく貴重だと思うんですよ。
しかも理屈がないわけじゃない。
その理屈は、見たり聞いたり触れたりした感覚を、心でとらえなおして生み出したものでしょ。
頭でつくられたものでない。
小手先ではない。
何でも効率よく便利になればいいというわけではない。

美術大学はね、心の大学なの。
医大はカラダを観るところ、美大はココロを観るところですよ。
多摩美はその教育を今も昔も変わらずやってるんだからと、
尊敬する多摩美出身の大先輩の大先生が言ってた。

そういえば、朝日新聞出版の大学ランキング2013版の確か・・私大一般入試比率高ランキングで、
1位、2位がどこかの医大で、3位が多摩美、4位がムサビだった。おー。

高校生の皆さん、
自分の心でとらえていこう。
何事も表現するってそういうことだよ。

細い径

  • 2012年10月19日 06:59

扉の向こうで雨が降っている。
網戸のガタガタする音も響く。

まだ寒い季節は外で待っていてほしい。

いま短パン、Tシャツなんです。


手羽さんからのリクエストを書かないと。
職員になった経緯ですね。

元々モノごとを斜めに見る崩れた人間だったので、
大学みたいな真面目で堅そうな所の職員になるとは思ってもみませんでした。

多摩美の方に声をかけてもらったことが職員になったきっかけです。
年齢がだいぶ離れていたからでしょうか、
斜めに見る私をまっすぐ見てくれる、そういう人に声をかけてもらいました。

すみません、全然勉強してません・・。
そうだな、成績いい方じゃないなー笑。
というか、美術とかデザインとか知らなくて・・。
そうだな、多摩美まで来て恥ずかしいなー笑。

今とても明るく生きています。

その人の期待に沿いたい、迷惑はかけられない。
最初は多摩美がどうのこうのというより、こういうことが頑張るモチベーション。
1,2年は頑張るのもよくわからず、
とにかく迷惑かけちゃいけないなーの方が強かったかもしれないけれど。

彼がいなかったら多摩美で働く自分はいないんです。
感謝してます。

大学生活どうだった?
楽しかったです。
学校は好きか?
結構好きです。

で、知らないと思うけれど大学にも営業のような仕事があってな・・。
おまえ、むいてるぞ。
芸術学科だから筆を折る心配をしなくていいし・・親御さんにも説明しやすい。

呼ばれて、初めて会った時の話。
4年生の12月頃だった。


あれから14年経つんだ。

久しぶりに顔でも見せにいこうかな。

心を緊張させて

  • 2012年8月20日 04:26

相変わらずの暑さが続いておりますね。
清里のさわやかな空気が懐かしい。
2週間前のこと・・。
書くことに興味と素養をもった好奇心旺盛な学生の集まりだけあって、
さすがに多摩美がいいとかムサビがいいとか、
そういう手羽米山ラインとは一線を画したとても楽しい会でした。
ありがとう。

スポンサー参加みたいなものだったんだけれど、
芸大ムサビ多摩美の美大トップ3といわれているような学生らの、
やや切なげな発言だけはやっぱり聞き流せない。
手羽委員長もいじれというから、改めていじっとおく。

みんな自分のいる場所、位置を忘れてはいけないよ。
みんなは勉強するために大学にいる。
なぜ勉強するか?不安だからだ。
芸大ムサビ多摩美あたりは、
きっと勉強しても勉強してもすぐに不安になってしまう人がたくさん集まっている場所だ。
高校時代から、医学部いくのと同じぐらい覚悟をもって進路を選択し、
たくさんの不安を積み上げながら受験してきた。
その不安を無駄にしたらもったいない。
身についているものが違う。
簡単に追いつかれるな。

僕が普通の会社にいる社会人ならきっとこんなことは言わない。
道はたくさんあるよとか、大学で勉強なんてしなくても大丈夫だとか絶対言う。
多摩美にいるから、きっとそういう話をしないんだと思う。
とはいえ、これが自分のリアリティーでもある。
大学はどこでも同じだと思っていない。
僕はそうやって働いている。

うちの学生には、どんな時代でも世の中で求められる人になってほしいと強く思っている。
結果的に、人として(人間性で)求められるということもあるかもしれないけれど、
まずは美術を学んだ人として認められ、世の中に必要とされてほしい。

だから大学では目の前にあることをひたすら勉強すべきだと思う。
隣の芝生が青いのを実感するのは大学卒業後でいいのではないだろうか。
今、最低限、目の前のことをやる。
でなければ、未来、その青さは素人のものだ、と言えなくなってしまう。

飛躍してしまうが、受験生も今を大切にしてほしい。
スキルを身につけるには時間がかかる。
スキルがなければ伝えたいものが伝わらない。
それが美大だ。
甲子園に負けるな。

ある問題がある。
自分の歩く道の上では解決できないのか・・
という不安にもっともっとおそわれておそわれて・・。
学生時代はとにかくかっこ悪くてもまっすぐ努力をするのが素敵だよ。


がんばれ。
 

ブラブラ飛鳥

  • 2012年5月24日 04:19

嶋という人がいました。
日本で一番最初に出家した人で、女性です。
善信尼といいます。

聖徳太子と同じ年です。

善信尼の兄は多須奈といいます。
多須奈も妹の後に出家しています。
日本で最初に出家した男性ですから日本初の僧ともいえます。
その多須奈の子供は、飛鳥寺の飛鳥大仏を制作した鞍作止利です。

当時の飛鳥は国際色豊かな街でした。
多くの渡来人が知識や技術をもって日本にやってきて、飛鳥に居住します。
飛鳥生まれの嶋や多須奈も、祖父が渡来人として日本にやってきた一族です。

激しい排仏運動の最中、嶋や聖徳太子は生まれました。
蘇我氏と物部氏の争いで、物部氏が優位の時です。

嶋は11歳で出家をしました。
蘇我氏が関わっていますから、
風向きとして、崇仏派蘇我氏が巻き返しをはかってきている状況がわかります。
その数年後、蘇我氏は物部氏に戦で勝利します。
この戦は聖徳太子も一緒に戦いました。
蘇我氏や聖徳太子の時代が幕を開けます。

飛鳥はそんな場所です。


手羽さんとブラ飛鳥してきました。
2週間前のゴールデンウィークです。
二人とも飛鳥初上陸でした。
お互い家族を東京に残して、
飛鳥でチャリンコのって、
返却時間に間に合わない!雨だー!ダッシュ!残りあと1分!間に合ったー!到着!
なんて必死にやってるわけ。
途中、「ソフトクリーム食べたくない?」「食べたかったんだよ」「う〜ん、美味しいね」なんて、
のんびりやってたんだけれど、
そんなおじさん二人を周りの観光客はどう見ていたか?何旅行?
京都でトークショーがあって、
ついでに奈良にある両大学のセミナーハウスの見学にきましたって、誰が信じるのか?

基本的に手羽さんは過去のことは気にしないタイプのようで、
あれだけれど笑、
好奇心は旺盛だから意外と変なものとかが目の前に迫るとマニアックな人になります。
目の前に迫らないとすごくタンパクなんだけれど。
この文章はとても危ない話みたいですが、観光の話です。

だからこういう歴史街道を手羽さんと歩いていると、
新鮮というか、そうくる?そこから?そこなの?みたいなのがある。
面白い。
ただ大切なことは勝手に解釈させちゃまずい。
日本の心に傷がつく。

寺と神社は何が違うのか?何が同じなのか?
尼と巫女に関係性はないのか?
偶像崇拝って?
十一面観音、11歳、数字の関係性は?

山と古墳を一緒にしてないかな?
そういうの説明してあげた方がいいか悩んだけれど、
流れで古墳に眠る天皇の話とかしたら、
もう死んだ人でしょ?とか、完全に飛鳥浪漫がこわされてしまいそう・・。
そういう1300年以上前への時空旅行は、一人でこっそり堪能することにした。
楽しくってしょうがない。

うん、だってね、ブラブラ飛鳥でね、
手羽さんが一番気になっていたことは、女性4人組の観光客が多いってことだったの。
「この辺は女性4人で旅行するのが流行ってるの?」「ほらあそこにも!」「ほらあそこも!」「なんなんだろう?」って、
そういう観光客チェックは、俺等もどう見られているか?を踏まえるべきなんだけれど
まあそんなことより、
歴史の教科書で、すごくPRされている過去の事件や人物やその場所のことより、
気になっちゃってるんだからねー。
むしろ少しぐらい下心あって言っててほしいぐらい笑。
純粋に気付いて不思議がってるんだからー困った。
確かに女性4人組ってのは多かったけどね。


さてさて、手羽さん、ここからだよ。
飛鳥で女性といえばね、推古天皇、皇極天皇、斉明天皇、持統天皇ってなるんだよ。
皇極天皇と斉明天皇は同一人物だから、一人として、
日本仏教の歴史でとても大切な人、善信尼を加えると、飛鳥の女性4人組の出来上がり。
女性が活躍するというのは本当に国際色豊かな場所だったのかな。
脱線だけど、
聖徳太子は10人の話を同時に聞き理解して・・
これは、10の言語を理解してと解釈している研究家もいらっしゃいますね。
ちなみに10は多いって意味かな。
国際色豊かな感じ。

とにかく、手羽さんは、飛鳥で女性4人組に注目しました。
面白い。
女性4人組が気になったのは、実はこの飛鳥の女性4人組が関係しているかもしれませんね。
土地の力かな?笑

何だかちょっと飛鳥時代が身近になってきたでしょ?


高校時代の文理選択の経験談および意見を書いてくれた美大日記・ムサビ日記の学生のみなさん、
どうもありがとう。いけてますね。
美大は文理選択はどちらでも構わないってことですね。
むしろ美大進学する生徒は、
テストの点をあげるための勉強に疑問をもつことが大切かも。
興味とペーパーテストの点は一緒にならない。
テストの点はおいといて、その教科が好き、面白いって感覚を持てる方がよくて、
結果、テストも少しはよくなるって感じかな。
本当にテストが出来る子は、理屈抜きにすごくがんばる人です。

ようは美大に文理ってないんだよね。
入試科目もセンター導入後は、5教科から選択できるし。
誤解されたくないけれど、
美大(実技試験のある美大)に進学するかどうかも、
そんな焦って早く早くと決めなくてもいいかもしれないよ。
実技の手は動かしてた方がいいんだけれど・・。

文理選択のことは、また後日書きたいと思います。
よろしく。

ジョークでしょ

  • 2012年4月25日 04:30

先週突然ひどい風邪をひいた。
ついでにギックリ腰になるなんて、お願いだからからかわないでよ。

タイジョウホウシンでは左の腰やら背中が嫌ってほど痛かった。
今は右側の腰が・・なんともみじめなもんである。

大学の健康診断で、
女医さんに、
「そろそろ風邪とギックリ腰がセットの年齢ね〜くしゃみと咳ね〜まずは風邪治しなさい」
なんだかウケてる。
健康診断で風邪の診断するのもねー。

カラダもいうこときかないし昼休みに病院に行くことにした。
解熱剤はギックリ腰の痛みもとるからと、
うん、一石二鳥っていうの?
とにかく4月は毎日くすりパラダイスである。


さて、高校生諸君、元気してますか?

確か高校1年の今頃だったかな、
親指に竹が刺さって、麻酔なしでツメをはがして治療をした。
軍医さんだったのよと、保健の先生がこんなことになるなんてごめんねって、冗談じゃないでしょ。
樹木にさわやかな緑色が芽吹きはじめたころの思い出。

そのあと、5月に入って、右足首のじん帯を痛めて、
ほっといたらすごく悪化して、足首がグニャグニャになって、何だか普通に歩けなくなって、
夏休みに人工じん帯入れる手術をした。
自分松葉杖を購入した。
山の上にある病院に、汗だくになって松葉杖をつきながらリハビリに通った。
両手がいつも血だらけになる。
母親が忙しい中心配だからと高校に迎えにきてくれるけれど、
何だかかっこわるくて、
病院で待ってろと生意気な口きいて、
マメを潰しながら1時間ぐらいかけて何だか必死に山を登った。

松葉杖がとれた。
間髪入れず左足首を捻挫した。
左足首にギブスをまいて、また松葉杖の生活がはじまった。
松葉杖の扱いがすごくうまくなって、
普通に歩くより早く移動することができるよになった。
ただ手術した右足首がすごく痛かった。
リハビリだと思って我慢した。

痛いと思っていた右足首にはピンが刺してあったことを知らされた。
12月頃ピンを抜く手術をした。
痛いのが消えた。
抜糸がすむまで、またしばらく松葉杖生活をした。

痛さもなく、
普通に両足で歩くことが何だかすごく新鮮だった。
8ヶ月ぶりぐらいか。

腰を痛くなった。
筋力のバランスがおかしかったのか何だかわからない。
腰に注射をうちつづける時期があって、
整体と鍼灸に交互に通い続ける時期があって、
ちっともよくならない。

確か高校1年の年度末3月だったかな。
相変わらず腰痛。気分が滅入ってる。
右足首を捻挫する前の5月に2週間ぐらいしかボール蹴ってなかったけれど、
一応サッカー部だったから、気晴らしで仲間の試合か練習を見に行ったのかな?
歩くだけで同級生が心配してくれてたんだけれど、
洒落臭いから、大丈夫だよって水たまりを除けるのにジャンプして飛び越した。
ぬかるんだ地面に着地して、左足首を捻挫した。足の細い骨も折れた。

高校2年になって4月の新学期は松葉杖でスタートした。松葉杖生活4回戦目。
松葉杖で不自由なく動けてしまうからもう周りの人にハンディを感じさせない。
おまえ今度はどっちの足だ?と教員も笑ってくれて、
それはそれでまあ気は楽だったのかな?
それより、いつもどこかが痛くて治ることがないから、
こっちも愛想笑い返すけれど、何だか寂しくなってたかもしれない。
足はギブスで固められ、腰は松葉杖生活になってさらに痛くなって、
ついでに頭は悪くて、
立ち止まって松葉杖に身体を預けて掌を眺めるような隙をつくると、
意味なく我に帰って、
もうこのままどうすんだろうって何だかやりきれない気持ち。

ゴールデンウィークが過ぎたと思う。
松葉杖はもうしてなかったけれど、歩くのはままならない。
足首より腰が痛い。

1年ぐらい走ってないかな。
情けないな。
高校1年の最初のスポーツテストの成績は学年で上位3人の中に入ってた。
走るってどう?
部活の練習している人を眺めてた。
ここ1年走るなんて考えもしなかったな。
自分に呼びかけてみた。

部室前のテニスコートの横のアスファルトを50メートルぐらいダッシュした。
危ないよ、という同級生の声は耳に入らない。
意外と自棄を起した感じはなかった。
慎重に少しずつ加速してくのがわかった。
加速のノリはすごくよかった。
歩くのは痛いけれど、
走るのは痛くないかもと、的外れな根拠が支えた。

空気が肌を滑る。
何回もダッシュした。
背中がゾクゾクしてきた。
懐かしいスピードを感じた。
そしたら何か痛くないかもって。
それはきっと嘘だけれど、一気に汗が噴き出した。
松葉杖の汗じゃない。

家に帰って、腰が筋肉痛になった。
筋肉痛?

筋肉痛の回復とともに、
何だか、完治ってわけじゃないけれど、
あの痛かったのがなくなってしまった?

突然治るなんて無しでしょ?
冗談でしょ?


ほぼ1年間、松葉杖していた高校時代の話。
こんなことがあって、自分の足で歩けるってすごい、走るってすごいって思えるようになってる。
またちょっと逆説的だけれど、人間は意外と丈夫であるってこともわかった。
あとは、おかげ様で腕相撲が桁違いに強くなったってこと。毎日松葉杖してたらすごくなるよな。
そんな腕相撲なんてことはどうでもいいんだけれど・・・

こんなやる気のない状態の高校1年の終わりに、
大学進学のために文系・理系のクラスを選択させられたわけですよ。
田舎だらか大学は東京六大学ぐらいしかしらないし、
学問分野や学部学科などは何のことだかわからない。
とにかく男子は理系っていわれてみんなそうしたんだけれど、
個人的には勉強に関してはまったく無関心になっちゃったし、
それで結果寂しいことだらけにはなったけれどね。
ひらめいたことが一度もないし。
まあ、こっちのことはどうでもいいんだけれど、

高校1年から美大に行こうとする子達は何目線で文系・理系とかを選択するのさ?
ねえ、手羽さん他、美大日記の方たち、
これから美大を目指すかもしれない高校生にアドバイスお願いします。
文理選択って思考を持たせること自体が一般大学的だあなーと思うからこそ何かアドバイスしてあげてほしいな。

とにかく特殊な高校じゃなければ、文系、理系どちらかを選ぶわけでしょ?
何を基準にしたの?するの?

手羽さんが話を拾ってくれることを祈ってます。


深夜のポテトチップスは太るのわかっているんだけれどね。
美味しい。
もう朝か。

おかしなリンゴ

  • 2012年4月 8日 03:49

新年度を迎えた。

多摩美術大学も、
入学式、オリエンテーション、健康診断と淡々と儀式がすまされ、
あっという間に授業がはじまっていく。最近の多摩美は忙しい。

私は4月に入って、
周りの人にうまく伝えられないような背中の痛さが続いていたので、
何だかおかしいなと病院に行ってみた。

タイジョウホウシンと言われた。

3月中下旬に味わっていた寝られない痛みでもないから、
きっとピークは過ぎたんだろう。

先生もそんなこと言っていた。

もっと早くに病院来なさいとも言われた。

クスリを飲めばウイルスは静かになるようで、
大人にウツル病気じゃないけれど(水疱瘡としてうつる?)、
クスリを飲んでる間、大学は休ませてもらっている。

新年度早々グターとしていた。
すっごく痛かった時よりグターとできる。
すっごく痛い時は、神経が休まらずグターどころじゃなかった。
不思議なもんだ。

本日、3個目のチョコレートアイスを食べている。
グターに拍車がかかる。
絶対太る。
3つも・・まずいまずい。
でも美味しい。

カラダには栄養過多なんだろうけれど、
何だか心地いい気持ちになる。

自分そんなにアイスが好きだったかな。
アイスを見る息子のあのうれしそうな顔を思い出して食べているのかもしれない。

子供に水疱瘡としてうつるかもしれないと先生から話があった。
なる時にはなってしまうもんですよね。
その時はたくさんアイスを食べさせてあげる。


これから美術をはじめようとしている君。
はじめようとするその気持ちの正体はいったい何だろうね。
デザイナーになりたいとか・・
本当はそういうキャリアパスのことだけで勉強しないでしょ?笑

美大生はその当時の気持ちをぜひ対象化してみてください。
制作における無作為さの虚しさに気付けばこそなのかもしれないな。
対象化したいという心理が働きだすと、もっとたくさんの知識を獲得したくなる。
物事の理解もましていくよ。

知恵の実を食べた二人は楽園を追放させられた。
・・・ようだけれど、
実は、知恵の実によって善意悪意を知り、
そこが絶対的な楽園ではないことに気付いて自ら出て行った。
・・・なんて話を聞いたことあるでしょ?


君だけのリンゴをぜひどうぞ!

 

美大生になる人

  • 2012年3月13日 03:21

花粉症。
とてもつらい。
お久しぶりです。

さて、3/12造形表現学部(夜間)入試が終了し、
2月に実施した美術学部とあわせて、
今年も実数で約3,000人の受験生に本学を志願していただいた。

一般入試を主とする本学において、
この2月、3月こそ、1年の始まりといっても過言ではない。

私も、
節分にブログを書いて以来、
立春後、初めて更新することもあり、
1年のはじめと新たな気持ちでいる。


これから美大生になる人は、
ますます魅力的な人間になっていくんだろう。

クリエィテブな道は確かに厳しい。

大学デビューといわれようが、
自分のキャパシティーをどれだけ広げられるか、
さまざまなことにチャレンジしてもらいたい。

近所を散歩するような格好で富士山に登ることはできない。
さまざまなことにチャレンジするにも、
事前準備がどれだけ大事か、
入試を勝ち抜いてきた学生は、容易に理解できることだろう。
合格だろうが、不合格だろうが、入試を経験するといろいろな場面でいきてくる。

基本的に、誰でも何でもできるというのは疑った方がいい。
どんなに事前準備をしてもうまくいかないこともある。
しかし、うまくいかない(できないこと)を知るのもとても大事なことである。

そこからどう這い上がるか、
魅力的な人間になるために欠かせない舞台である。

その際、美大生の君は、手を動かして再起動することができる。
手を動かして物事の密度をあげる。
声に出すのもいいが、それでは意外と物事の密度はあがらない。

ものの存在はカタチであらわした方がいい。

そして、いつでも「美しさとはいったい何だ?」だ。
美大生は誰かに何かに依存する容易さを捨て、
自分の目で世界をみる責を負い続けて生きてほしい。

社会に出ても大切なこと。


机の上が長いこと散らかっている。
どう整理しようかしら。

精細に観察すること

  • 2012年2月 3日 05:13

多摩美も入試が近くなってきました。
体調管理しっかりしてくださいね。

特に現役生は不安ですよね。
浪人?は嫌だなと思い、気ばかりが焦る。
いろいろな大学を受験してるから、
何していいかねらいが絞れなくなる。

ムサビはデッサン3時間で効率的に・・・(もっと描きたいのに!)
多摩美はデッサン5時間でじっくりやって・・・(時間が余って余分なことやりすぎちゃう!)
それぞれ考えがあってのことだ。
ちなみに多摩美の方が運営経費はかかってる。

例えば視覚伝達にしろグラフィックにしろ、
体内時計で絵を仕上げられるほど練習してきたんだろう。
けれど、不安だ。

で、現役生は今一度、確認をしよう。
各大学は、過去の入試的正解をのぞんでいるわけではない。
背伸びしてないか?
本当に自分が感動して絵にしたいことなのか?

入試は、確かに、絵がうまい、下手という評価のみではない。
しかし、基本的にうまく描きたいという欲求をもちながら多くの人が絵を描いていると思う。
うまいは技術をさらにあげていく魔法のようなものでもある。
何も悪いことではない。
ただし、いろいろな価値観があるのは、大学へ入学してからわかることである。
その価値観も、技術によって支えられていること多い。

野球でいえば、キャッチボールができなければ、やっぱりピッチャーはできない。
ルールに詳しくて、勝負魂があっても、投げる球に力がない、投げたい所に投げられない、では話にならない。また試合に勝つには、1試合(3アウト×9回)27のアウトをとることを忘れてはいけない。1アウトとって喜んでも、そんなんでは誰も信用してくれない。偶然でしょ?まだまだ先の長い話なのである。

過去の合格作品の外身だけ真似るようなことはしないこと。
まずは、よくよく観察して、正確に現すことに没頭してごらん。
たぶん、それだけでお腹いっぱいだよ。
そして腹が据わるはず。

何年か勉強しているような先輩受験生は、
そういうのを経験した上で、
自分の感動を味わい深く表現し、
またそういう表現の面白さを知って、ますます調子のつけ方に磨きがかり、
絵が自由自在になっているんだと思うよ。

当然、自由自在な絵にもプロセスがあるわけで、
そのプロセスを知らずに、上辺の表層的な表現のみに執着していたら、
それは何なんだろうか?
うまくはまったとしても、見る人は残念ながら興味をもってくれない。
表現が露骨すぎたり曖昧すぎたりしてしまうんだと思う。

確かに、腹据えて、実直にやっていても、
過去の合格作品に似ているものになってしまうこともあるかもしれない。
ただ似せてることと、似ることは別だ。
ロポットと人間の身体ぐらい違うでしょ。
見る方はきっとわかる。

とにかく、現役生は、可能性を見せよう。
可能性とは変わったことをやることではないよ。
あたりまえのことをあたりまえにやりつつ、
その流れの中で、深度を増していくイメージだろうな。

よくよく観察すること。

慌てす、冷静に、冷静に。
じっくり対象と向き合って、がんばりましょー。

 

夜明けまで付き合うの

  • 2012年1月31日 06:33

ムサビの卒業制作展は一週間前の出来事か。
集大成を発表するという雰囲気に包まれてたな。
美術館が整備されたこともあってとても魅力的だった。

真夜中にこんばんは。
きっとおはように切り替わる時間に更新することになるかな。

何だろう、眠られない。
年齢のせいだろうか?いやだな。
急いで寝なければと思い過ぎたか。

高校時代に1回金縛りってものにかかったことがある。
夜明け前のちょうどこんな時間だったと思う。
正確に金縛りっていうのかどうかもわからないけれど、
頭が冴えてなのか、身体が疲れてなのか、
とにかく、意識が天井あたりまであがって、ベットで寝ている自分が見えた。
ベットにいる自分は、いつもと様子が違うことに不安を感じはじめたんだろう、
一生懸命なにか声を出そうするが、声が出ない。
音が聞こえなくなっただけなのか?

ベットで寝ている自分はもう見えない。
天井が見える。
まったく身体が動かない。焦る。
ありったけの力を込めて声を出そうとする。
力めば力むほど、グルグルまわりながらどこかに落ちていく。

長いこと叫んだり、もがいたりしていたと思う。
当然、それはつもりであって、
本当は何も聞こえないし、まったく動けてもなかったと思う。


「アッー」

破れた。
声もでて、そして平衡感覚が戻った。
上半身をねじって、シーツで顔を拭いた。

心臓の音が夜明け間近の部屋の中をズンズン響いていた。

確か、その日はテストだったと思う。
寝ないで学校行こうとしていたんだけれど、
ちょっとだけベットに横になったときにおきたこと。

もう朝だ。
今日はこのまま仕事いかんとな。
ベットには横にならない。


徹夜組の受験生の皆さん、おはよう!
今日はもう寝ないように。
そろそろ昼間モードにしていきたいね。

風邪ひかないように。

それと・・
唐突だけれど・・
コミュニケーションとは相手と分かち合うことだよ。
言葉も大事だけれど、
美大入試はビジュアルでそれをやるんだからね。
とにかく、ひとりよがりにならないこと。
だからといって、無難にやるのももったいないなー。

自分のセンスを魅力的にみせる。
そのためにたくさんのトレーニングを積んできた。


はばたけ。

いつかどこかで出会っても・・

  • 2012年1月21日 04:09

美大日記の皆さんとお会いして一週間が過ぎましたか。

女子美生物部さんは内に秘めてる子ですね。
胡椒がきいてる紹介ありがとう。
涙がでるよ。

手羽さんは褒めてくれますよ。
ああいう場は勢いある人がたくさんしゃべるけれど、
あれ以後、
オフ会企画者のマイクさんと共に美大日記にとても貢献してるんじゃないですか!
偉い偉い。これからも頑張って。
マイクさんも責任感あるねー。
手羽さんきっと喜んでるよ。やってよかったって。
ちなみに、集合写真いつとったのさ?写ってない米山さんでした。

ちなみに、酔って登場したのは僕じゃないですから。←生物部さん
人一番人見知りの手羽さんですよ。知らなかった?
実は一杯ひっかけてきたって、飲まないとこれないよーだって。

ちなみに、
私は息子と京橋の警察博物館で、
制服着たり、パトカーやら白バイ乗ったり、
コノヤロ逮捕するぞー!とか散々はしゃいだあとみんなの所へ駆けつけたのでした。
好きだよねー、ピーポ。

京都造形の吉田さんもわざわざ手羽さんの一言にご苦労さまでした。
二次会楽しかったよ。

東北芸工のT君ねー、
日芸の子たちはね、なんかだいたいいつでも世代を越えてんだよね。
守備範囲が広いよー、あの子達はー。文芸と放送。
にゃんちゅーなんて、もう、にゃんちゅーじゃない。
早く小説読ましてね。
ピーチコさんなんて、手羽さんがビチコって。
もう面倒だからビチコでいいー、いや・・実はもともとビチコだったかもしれない・・
みたいなノリでしょ。
違かったけ?

と、いろんな人に出会えたこと、みなさんに感謝です。


さて、
今日は青山にある国連大学で開催していた
バナナテキスタイルプロジェクト展覧会とフォーラム行ってきました。

内容やら感想は、少し消化してからじゃないと書いちゃいけないような気がするけれど、
後日・・んんん・・今か。

文字以上の、言葉以上の、なんだろう、
軽いって、先生方に怒られそうだけれど、感動的だったな。
研究っていうのは、子供の成長のようなものだと思いました。

フォーラムは今日のみでしたが、
展覧会は、1月28日(土)までやってます。
時間のある方は、
表参道にある青山学院大学前の国連大学1階地球環境パートナーシッププラザまでぜひどうぞ。
特に、下記はバナナ繊維に触れることができる日です。

◎1月21日(土)10:00〜17:00 ワークショップ(随時参加可)
◎1月28日(土)10:00〜16:00 ワークショップ(随時参加可)+学生ギャラリートーク

本学テキスタイルデザイン専攻を志願している受験生。
頑張ってください。
いいデザイン教育がまってる。
なぜものを作るの?
繊維の話も大事だけれど、
それ以上に大事なことを先生方は未来を担う君たちに伝える準備をしている。

デザインを勉強したい高校生は多摩美のテキスタイルデザイン専攻に注目してごらん。

2000年からはじまった小さなプロジェクトは、
多くの学生が関わり、外部の評価に背中をおされ、
学科を越え、大学を越え、国を越え、
アフリカのバナナ生産国では、
このバナナテキスタイルによって、
農村開発、女性の企業家育成、貧困対策などに展開できるとして、
国家元首まで動かす大きなものになっている。
当然、産業界も注目する。
スズキ自動車、ドールなどから大変高い評価と支援もいただいた。

持続可能な社会、資源や地球環境は有限である、
この大きいテーマをもって、
バナナテキスタイルプロジェクトは続けられ、
またバナナ繊維に限定することなく、
地球環境を考えたデザイン教育への取り組みがなされていく。

そして何より、テキスタイルデザイン専攻には、
根底に素材研究からはじめるデザイン教育の強さがあるんだと思う。

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