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入試に辿り着くまでに

  • 2012年1月13日 04:16

2012年、
何日も過ぎてしまいましたが、今年もよろしくお願いします。

現在、美術学部は出願受付中です。

来週1/18(水)からバナナテキスタイルプロジェクトの展覧会が、
東京青山の国連大学で開催されます。
地に足がついた多摩美のデザイン教育の一端をみてください。
1/20(金)のフォーラムは申し込み制ですが、まだ席に余裕があるようです。
ぜひご参加ください。
受験生や保護者の方も、
自分の目で多摩美は受験で目指す価値のある大学かどうか確かめてみてください。
多摩美テキスタイルデザインは内容が濃いですよ。
手羽さん、席用意してありますから。

そして卒業制作展の詳細はこちらです。

多摩美の学外展の特徴は学生の自主的活動を基本としています。
当然、資金は学生たち自身で工面していて、大学は負担していません。
それだけに作品を制作する力もさることながら、
作品を発信する意欲と意力に脱帽です。
それが学外展の魅力です。
蛇足ですが、
八王子キャンパスの卒業式にあわせて行っている美術学部・大学院の学内展の展示のテンションが低く見えるのも、学外展こそ卒業制作展であると自負している学生が多いからなんだよね。
大学にやらされているってのも面白くないのかな。

私が職員になったばかりの頃、
当時の部長や先輩が話し合って、
せめて高校生への広報活動だけでも大学がやるべきじゃないのかと、
学生たちが作った各展覧会のDMを買い取って高校生へ郵送することにしたんです。
その時、
学科単位のものだけでなく個展やグループ展も一緒に宣伝してあげようということになって、
それはDMの買い取りをやめた今でも続けられています。
卒業制作展の中にある個展の案内をみて、大学が推している学生ですか?と質問されますが、
上に書いた流れで案内しています。

さて、今さらですが、
手羽さん日記の美術系大学の数で思うことって絡まなければと思っていたことを思い出しました。
あと、インターンシップ演習2011にも付け加えないとですね。


大学受験の現状は、
朝日新聞と河合塾がまとめた大学のアンケート結果をみると、とてもわかりやすい。
現状、美大に限らず、約6割の私立大学が入学者の半数以上を推薦・AOで確保していることがわかります。
ちなみに多摩美美術学部は入学定員の約97%が一般入試です。

学力が足りなくても大学に入れるすごい時代になったもんだと、
大人達が今の大学生を少しマイナスな感じで捉えることがあります。
きっと高校生にしてみたら何のことかわからないと思います。

大学の数を増やしたのは今の若者ではないし、
多くの大学が出来たことは悪いことではないんだと思います。

ただふくれあがったものはそのうちしぼむでしょ
そういう時にやっと大学も人も本性がみえてくる。
ゆとりある時には何でもよく見えるものだね。
大学なら、個性に磨きをかけてもらえるところなのか?
人なら、品性があるかないかとでもいっておこうか。

どんな状態・過程でも見極められる人になりたいものですな。

そんなことはどうでもよくて、
とにかく高校生は、
今後の人生を、社会や大人達に勘違いされないためにも、
先達を研究して、勉学に励む必要がある。
勉強して何のためになるとは安易に嘆かない。
であれば大学に進学する必要もないだろう。

笑われていることと、笑わしていることの違いを知りなさいと、
ベテラン芸人さんが若い芸人さんにアドバイスしていたのを思い出した。
どの世界も同じだなと思う。
合格させられているのか、合格を勝ち取ったのか、の違い。

推薦やAO入試を主とする大学は、
入学定員を確保するための試験制度と思われないよう努力すべきなんだろう。
大学はどこでも高校生に入学がゴールじゃないよと言っているが、
大学こそ入学させることをゴールにしているのではないかと疑わられないように気をつけるべきだ。

ある人に「米山さん、10年後には受験生が4万人ぐらいスリムになるよ」と言われた。
大学でいえば、入学定員500人規模の大学が80校程スリムになるということだ。

人も大学も信念もってやって、失敗したら反省するってのが重要だ。
特に若い人は反省するたびに成長する。
信念もってやってると反省できるけれど、
信念と面子をはき違えているとなかなかそうならない。
自分の足りなさに気付かず、他のせいにする病気になる。
嘘ついていることも忘れて、さらに嘘をつく、
うまく生きていると錯覚する・・ああ大変だ。

入試に辿り着くまでに、
ボロボロになって絵をやってる受験生。
いいんだよそれで。
うまくなんて生きなくったっていいんだよ。
ハッタリはバレちゃうよ。
ボロボロがいいんです。
早くに大学決めちゃった子達に味わえないこと味わおう、
羨ましいと思わそう。
行きたくないようなところしか受からなかったら浪人でいいんだよ。
やっぱり行きたいと思うところがいい。
ボロボロになったら甘えていい。
親には浪人ってことで焦ったふりをしておいて、
現役とか浪人とかどうでもいいんだから、とにかく自分の描く絵を気にしなさい。
1年でも腰据えて絵をやると、大学入ってから違うみたいだよ。
違うんだよっていうことはさ、それを実感できる授業で成り立っているってことだよ。

美大はね、造形力がなかったら意味がないぐらい激しく思い込んだ方が集中できる。
そして、うまいへたは練習次第。
当然うまくなったほうがいい。
そうすればもっと価値観が広がるし、もっともっとものを疑うことも知れるだろう。
社会にでたら造形力だけで生きれる時代じゃないんだろうけれど、
造形力もない美大生に誰が惹かれる?
それを軸に、大学入っていろいろな能力が引き出され磨かれ結合されて社会にでていくの。
あの能力もこの能力もと入学前にうるさいこと・・それにあわせて推薦やAOでしょ、高校生は何やっていいかわからないでしょ。そういう能力は、努力なしでいいでしょ、みたいなねー。本当にどこで練習すればいいの?

あの能力もこの能力も、そういうのはあとでいいでしょ。だめ?
だから大学入る前は絵を磨こう。磨き損はない。
けれど学科もできたらいいなー。小中高の文字で理解する教育の集大成でしょ。やろうよ。
多摩美もお勉強好きって子は好きなんだよ。

また今度、ゆっくり話そう。

では。
 

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